シネマッド2019年5月号

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五マストロヤンニ賞（新人俳優賞）を受賞したヒューマンな感動作。………………………………………………………………………記者たち〜衝撃と畏怖の真実〔製作・監督・出演＝ロブ・ライナー／出演＝ウディ・ハレルソン、ジェームズ・マースデン、トミー・リー・ジョーンズ、ミラ・ジョボビッチ／’17　年度＝米作品／１時間31分〕　９・11を機に米政府は「テロとの戦い」を宣言、ビン・ラディン一派のみならずイラクをも標的に開戦を画策する。その口実に大量破壊兵器の存在を捏造しているのでは…との情報を得て、三十一の新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社は、政府発表に盲従する大手紙の報道に反し豪腕で知られるワシントン支局長のウォルコット（ライナー）がハッパをかけ、ストロベル（マースデン）やランデー（ハレルソン）ら記者たちが〝裏取り〞に奔走する…。先般公開の問題作『バイス』の終盤部分を報道側から描いた実話もの。サスペンスの要素も盛り込み、正義を貫いて痛快。　〔良〕………………………………………………………………………初恋〜お父さん、チビがいなくなりました〔監督＝小林聖太郎／原作＝西炯子／脚本＝本調有香／出演＝倍賞千恵子、藤竜也、市川実日子、小市慢太郎、西田尚美、星由里子、優希美青／’19　年度／１時間45分〕　無口で頑固な昭和の男・勝（藤）と良妻賢母の有喜子（倍賞）は結婚して五十年。彼女は突然、離婚を口にし家族を驚かせる。そんな時、飼い猫のチビが姿を消したことから一家は捜索に奔走する…。○C2017 SHOCK AND AWE PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.○C2019西炯子・小学館／「お父さん、チビがいなくなりました」製作委員会