映画・TV新着情報

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RCCが公募ラジオドラマ「もみじまんじゅう物語」2本を放送

 中国放送では、「開局60年」と「日本放送作家協会60周年」を記念して春から取り組んできた公募ラジオドラマ「広島もみじまんじゅう物語」2本を11月末に放送する。
 この企画は近年では少なくなったラジオドラマの文化的な価値を見直そうというもので、広島のシンボルもみじまんじゅうを食べるシーンを盛り込んだオリジナル脚本を広く一般から公募した。一般269作品、ティーンズ部門19作品の中から、日本放送作家協会の選考委員を交えて審査を行い、最優秀賞とティーンズ作家賞を決定。それぞれの物語と放送日時は下記のとおり。
RCCラジオドラマ収録S ティーンズ作家賞私が友だちになった理由(東京・垣花恵利奈さん)
11月28日(木)22時からのラジプリズム内で放送
◇物語:東京生まれの女子大生ひろかと広島出身のまつりが大学で知り合いお互いに「故郷がある」こと、「都会育ち」なことを羨ましく思い、親しくなる。そんな時、まつりが帰省する。二人の揺れ動く思いが重なり…。出演は動道歩美、田村友里アナ、岡佳奈、カンダマサヨシ(写真は収録風景)
最優秀賞おばあちゃんの記し(神奈川・八田明子さん)
11月30日(土)7時からの週末ナチュラリスト 朝ナマ!内で放送
◇物語:翔太は幼い頃から親戚の中で一人、祖母のスミだけに可愛がられてきたが、成長するにつれて翔太は祖母と疎遠になっていった。ある日、父に促されて久々にスミを訪ねるが、年老いたスミは翔太のことが判っていない様子だった。そこで翔太は祖母の家から“あるもの”を持ち去ってしまう…。出演は河原翔太、土屋時子、奥野てっぺい

なお12月14日(土)20時〜21時には特別番組として2作品を一挙放送する。
http://radio.rcc.jp/2019/mini_drama/

中国放送の異色ドラマ『恋より好きじゃ、ダメですか?』がACC賞グランプリ

こい好き IMG S 中国放送が開局60年を記念して春からスタートした“リリーフドラマ”恋より好きじゃダメですか?が、さきごろ第59回「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」のメディアクリエイティブ部門の総務大臣賞ACCグランプリを受賞した。
 このドラマは、同局が中継する広島カープの試合が早く終わり放送時間に余裕があった時だけ、次の番組までの“つなぎ”として放送する「リリーフドラマ」という斬新な試みで昨春スタート。この「いつ放送されるか分からない」ドラマながら、作りは本格的。広島カープに熱中するあまり恋愛では失敗ばかりのカープ女子・日向あかり役には「王様のブランチ」などで活躍し、NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や「仮面ライダービルド」などに出演した女優の
高田夏帆、伝説の赤ヘル戦士と同姓同名の青年・山本浩二役には近年、目覚ましい活躍を見せている笠松将
が扮するほか、辻岡甚佐坂ノ上茜土山茜STU48甲斐心愛バイきんぐ西村瑞樹、そして元カープ戦士の野球解説者・山崎隆造、ベテラン長谷川努アナらが出演。主題歌はPerfumeFAKE ITと豪華。

 ACC賞では「ネットだけではない、リアルが“動く”愛とカタルシスがあった」と評価され、グランプリに輝いた。これを受けて同局では、この番組の全話を年末にアンコール放送すべく調整に動いている。また、来年度についても同様の企画ドラマを制作するか―について検討しているという。乞う、ご期待!

ガングロ松崎しげると“ももクロ”が中国地方を「くろ旅」

くろ旅1025S NHK広島放送局では10月25日(金)から新番組松崎しげるももクロ
くろ旅
毎月第4金曜19時30分〜19時55分)を総合テレビで放送する(中国地方向け)

 テーマはタイトルどおり「くろ」―。真っ黒に焼いた肌の松崎しげると、人気グループ“ももいろクローバーZ”のメンバーが「くろ」繋がりで共演、中国5県をぶっつけ本番の旅に出る。訪ねるのは地名に「くろ」の付く町で、苦労人や苦労話、玄人、大黒柱…など「くろ」にまつわる逸材を見つけようというもの。エンディングでは松崎が旅の印象を盛り込んだ歌を即興で作り、熱唱するという趣向も。
 この「くろ」尽くしの旅の第1回は島根県、第2回は鳥取県の予定。
※写真は、第1回の旅に出た“ももクロ”の百田夏菜子と松崎しげる

TSSが人気企画『西村キャンプ場』をレギュラー化

 テレビ新広島では、好評だった特別企画西村キャンプ場をレギュラー番組に格上げし、10月19日から毎週土曜17時〜17時30分に放送する。西村キャンプ場 IMG
 これまで2月には「広島県最南端〜最北端の旅」、続いて6月から7月にかけては「今治〜尾道・しまなみ海道旅」を放送したが、いずれも高視聴率を挙げたため“ご褒美”として
“昇格”したもの。

 「キャンプ芸人」を自認する“バイきんぐ西村瑞樹(写真=安芸郡府中町出身)は、過去2シーズンを振り返り、「広島出身なのに知らなかった場所やモノをいろいろ発見できた」と話し、これからの“ふるさと再発見の旅”に意欲を見せている。ルートも泊まる場所も決まっていない気ままな旅だが、ルールはひとつ―食材は基本的に訪れた場所で出会った生産者から直接、入手すること。これまで「あの“バイきんぐ”の小峠さんじゃない方の人?」などと言われながらも、「ひたすら低姿勢にお願いし続けたけど、皆さん優しい人ばかりで…」と明かす。食材がいっぱい手に入ったら、自らの料理を盛り付けた皿をずらりと並べて「バイキング料理」にしますか?と尋ねると、「それ、いただいていいですか!?」と笑った。
 レギュラー第1弾は広島駅をスタートして湯来などを経由して宮島を目指すが、さて、どこでどんな人たちと出会い、どんな「バイキング・キャンプ飯」を食べられるのか…。
 なお再放送毎週金曜深夜26時から。

前田敦子主演『葬式の名人』を樋口尚文監督が熱く語る

 実生活でも母親になったばかりの前田敦子がシングルマザー役を好演する葬式の名人9月20日から広島バルト11ほかで上映中)の樋口尚文監督(写真=ちゅピCOMスタジオで)がキャンペーンで来広し、製作の裏側を熱く語った。葬式名人/樋口監督S
 この作品は大阪・茨木市の市制70周年を記念して企画されたものだが、「茨木には、いい意味で観光スポットがあまりないのでご当地PR映画にせず、逆に何んでもない町並みがすごく良くて、素晴らしい世界観を撮れました」と樋口監督は話す。
 京都の撮影所を舞台にした佳作『太秦ライムライト』を手掛けた脚本家・大野裕之プロデューサーは、隣町の高槻に生まれ、名門・茨木高校に通った。大先輩に川端康成らがいて、大野青年は川端文学の愛読者でもあったという。そこで、今回の企画をオファーされた際に多くの川端作品から“原案”を得、ユニークでファンタジックな物語を書き上げた。その内容も斬新だが、「茨木のふるさと納税を活用して製作費の一部を集めた」のもユニークだ。
 学生時代、甲子園を目指すエースピッチャーだった吉田 創(はじめ/白洲迅)は、地方予選の決勝大会で右腕を傷めたため野球をやめ、卒業後に姿を消した。バッテリーを組んでいた豊川大輔(高良健吾)は今、母校の野球部で顧問をしている。ある日、渡米したと聞いていた吉田がふらりと学校に現れた直後、豊川の目の前で飛球を追った子供をかばって交通事故で死ぬ。訃報を聞いた同級生の渡辺雪子(前田)や竹内みさ(中西美帆)、議員になった緒方慎吾(尾上寛之)らが駆けつけ、葬儀屋とのトラブルもあって母校で通夜を営むことになる…という物語。
 樋口監督は長年、映画評論家として活躍、“推しメン”前田と対談するなどして「いつか一緒に映画を」と約束していたといい、満を持しての起用だ。前田の女優としての魅力を尋ねると「小芝居をしないところ。準備では“情”と“理”で考え尽くして現場に臨むタイプで、カメラ前に立った瞬間、ドーンと捨て身になるんです。すると現場が敦っちゃんの“磁場”に飲み込まれるって感じでした」と明かす。
 それを引き立てるように高良が三枚目的な役柄を軽やかに演じている。雪子を挟んで吉田と豊川との三角関係のような雰囲気も甘酸っぱい。同時に「日本映画伝統の“母もの”的なホームドラマと、吉田と豊川とのボーイズラブ的な隠し味もあるので、そこらあたりも楽しんで欲しい」と樋口監督。
 不思議な感覚のカメラワークと美術(部谷京子)も見どころで、映画全体がいわば《夢か現(うつつ)か幻か》―というイメージで覆われているところが面白い。「まさにそういう意図です。どこにカメラを据えるかで脚本の解釈が変わりますからね。中陰(ちゅういん=四十九日)には魂が彼岸と此岸の間に居るという視点にしよう―と、日本映画界現役最長老の中堀正夫カメラマンと話し合って…。普通の青春ものにしないで、間(あわい)な感じのファンタジーに仕上げました」と笑顔をみせる。
 約2週間にわたる茨木ロケでは、「相当にアクロバティックな日程組みの現場でしたが、たまたま台風がロケの前後に避けてくれたり…。なにより茨木市民の方々や茨木高校の皆さんはミーハー的な騒ぎもせず、とても“上品な思いやり”に支えられてスムーズに撮れました」と樋口監督は感謝の言葉を贈った。
 ちなみに、このインタビューは「ちゅピCOM」の番組シネナビで9月27日から2週間、放送される。

「しまね映画塾」が別所哲也ら招き特別講座『地方と映画』

 あの名作白い船をはじめ、うん、何?』『RAILWAYS〜49歳で電車の運転士になった男の物語』『渾身』『たたら侍など、故郷・島根を舞台にした感動作を作り続けている錦織良成監督(写真)が塾長を務める「しまね映画塾」が特別講座地方と映画〜映画・文化の力、島根の底力を開催する。錦織良成監督・顔だ円
 8月31日(土)13時〜15時30分まで、島根県民会館(松江市殿町158/松江城南東隣)3階大会議室(定員180人)で。12時開場。先着順入場無料
 シンポジウム第1部(13時10分〜14時10分)地方で映画を製作すること、第2部(14時20分〜15時20分)映画の力、島根の底力と題し、地方での映画製作について、映画の持つ“力”について、そして“故郷・島根の魅力”について熱く語り合う2時間半。
 登壇者は、別所哲也(俳優/国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」代表)大野裕之(脚本家/プロデューサー/日本チャップリン協会会長)大宮エリー(作家/映画監督/演出家/アーティスト)そして錦織良成(映画監督/しまね映画塾塾長)
 コーディネーターは、結城豊弘(読売テレビ報道局兼制作局チーフプロデューサー/映画コラム執筆者)と杉谷宭男(しまね映画祭実行委員長)

 ちなみに、錦織監督が県西部の益田市を中心に津和野町、吉賀町でロケした感動の最新作高津川
11月29日(金)に中国地方先行公開される。

※問い合わせは護縁株式会社TEL 0853315250

白石和弥監督が香取慎吾主演の注目作『凪待ち』を語る

凪待ち/白石監督071 『孤狼の血』など衝撃作を連発している白石和弥監督の新作凪待ちがサロンシネマで公開(8月8日まで)、8月3日には白石監督が舞台挨拶に立って、作品に込めた思いなどを語った。香取慎吾を主演に迎えた注目作で、ギャンブル依存症の主人公が、再起を誓って恋人の故郷・石巻にやって来るが、彼女の父親と娘、面倒をみてくれる近所の男、恋人の元夫らと関わる中で、再び苦悩の日々を送る…という物語。共演は西田尚美恒松祐里吉沢健音尾琢真リリー・フランキーら。
 香取には「アイドルのオーラを消してくれ」と注文して撮影に入ったという白石監督は、「ダメ男なんだけど根は優しくて他人のことを大事に思っている主人公を、ノーメイクでフラットに演じてくれた」と絶賛。ラストで“希望の光”が見えてくるところも含め、人間の挫折と再起を生々しく描いた秀作だ。年末から来年初めにかけての映画賞レースにからむこと間違いないと踏み、アンコール上映狙いで応援しようと、次回作の話も含めてインタビューしたので、詳細は本誌9月号の特集欄に掲載する。
※舞台挨拶と劇場ロビーでのサイン会を終えた白石監督

『彼女は夢で踊る』横川シネマで満席スタート!

 本誌7月号で特集した注目作彼女は夢で踊る7月15日(祝)横川シネマで先行公開され、1回目は満席になった。上映後、割れるような拍手に迎えられて時川英之監督と主演の加藤雅也、企画も担当したRCC横山雄二アナ、そして劇中で見事な踊りと演技を見せた現役ダンサー矢沢ようこがステージに立ち、10分余りのトークショーで製作裏話を披露した。初日は夕方からの2回目、夜の3回目にも舞台挨拶を。彼女横川004
 終了後、劇場入り口に設けられたパンフレット特設売り場には長蛇の列が出来たが、その列に並んだ若い女性グループでは、「切ないラブストーリーが美しく描かれていて感動しました」「男性のピュアな恋心に涙が出ました」「映像が奇麗で、ストリップといえどモダンダンスのように芸術性があって素敵でした…」などの声が聞かれた。
 なお、横川シネマでの上映は8月中旬までの予定。また福山駅前シネマモードでも7月26日(金)~8月15日(木)まで上映されるが、こちらでも初日に18時30分の回が終了後、時川監督と横山アナが舞台挨拶に立つ予定。
※写真は横川シネマでの初回トークショー/左から時川英之監督、矢沢ようこ、加藤雅也、横山雄二アナ

衝撃作『ひろしま』デジタルリマスター版を英語字幕付きでも特別上映

 

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 昭和28年に延べ8万人余りの広島市民がエキストラ出演して被爆の惨状を再現し世界に衝撃を与えた秀作ひろしま関川秀雄監督/出演=月丘夢路・山田五十鈴・岡田英次・加藤嘉ベルリン国際映画祭・長編劇映画賞受賞)が、2年前にデジタルリマスター化されて再公開となり反響を呼んだが、それに英語の字幕を付けた特別版も制作され外国人観光客や在住外国人にも観てもらおう―と特別上映されることになった。
 今夏は広島・八丁座で、8月2日(金)〜8日(木)英語字幕版を、続いて9日(金)〜15日(木)通常版を上映する。また京都では上京区の出町座で、8月10日(土)〜23日(金)に上映。
※八丁座=℡082・546−1158/出町座=℡075・203ー9862

 

感動作『あの日のオルガン』の平松恵美子監督が八丁座で舞台挨拶

 太平洋戦争末期、若い保母たちが国の決定を待たず多くの園児を集団疎開させた実話を映画化した感動作
あの日のオルガン7月25日まで八丁座で上映中)平松恵美子監督が7月7日(日)、同劇場の舞台に立ち、製作の裏話を披露した。

 昭和19年、東京・戸越保育所の主任保母・板倉楓(戸田恵梨香)が園児の疎開を提案するところから物語は始まる。当時、国民学校の生徒たちは集団疎開となり、幼稚園は閉鎖。一方の保育所は「戦時託児所」と名前を変えて幼い子供たちを預かり、空襲警報に怯える日々を送っていたのだ。日本の未来を担う子供たちを空襲の危険に晒してはいけない―と訴える楓だが、脇本所長(田中直樹)が奔走するも国の対応は遅く、親たちも幼子と別れるのは辛いと反対する。そんな中で、楓の提案に賛同した愛育隣保館の主任・柳井房代(夏川結衣)は若い保母・野々宮光枝(大原櫻子)らを派遣、さらに恩賜財団大日本母子愛育会から資金も調達してくれた。脇本が埼玉の平野村にある妙楽寺を使わせてもらえるよう手配したが、そこは蜘蛛の巣が張った荒れ寺だった。楓や光枝、好子(佐久間由衣)たちが大掃除して住めるように片付けて、地元の世話役・近藤作太郎(橋爪功)らが食料なども提供してくれることになり、受け皿は整った。
 折しも東京の空襲が頻繁になり、親たちは我が子の命を保母たちに託すことを決意、53人の園児を連れて楓たちは疎開する。が、不便な生活の中で難問が続出、不安と寂しさからか子供たちの多くは“おねしょ”を連発するなど保母を困らせる。その空気を和ませたのは光枝がオルガンを弾きながら歌う童謡と、彼女を慕ってのびのびと遊び回る園児たちの笑顔だった…。

 この実話の映画化は40年ほど前に企画されたものの、資金や製作環境などが整わず何度も頓挫した末に、『パッチギ!』や『フラガール』などで知られる李鳳宇プロデューサーの手に渡り、平松監督に脚本を依頼するに至った。平松監督は長年、名匠・山田洋次監督の下で助監督と共同脚本を担当した末に『ひまわりと子犬の7日間』(2013年)で監督デビュー。今回は「当時も今も、子供の命が厳しい状況にある時代だからこそ“大切な命”を伝えたかった」と脚本・監督を引き受けた理由を話す。
オルガン平松監督1S 75年前の物語はさながら“時代劇”でもあり、セットや衣装など全てに製作費が嵩む。さらに撮影現場では大勢の子役をまとめなければならない…。「私一人でコントロールするのは無理なので保母役の女優さんたちに分担して任せ、日頃から仲良く遊んだり叱ったりしながら子供らしさや自然な振る舞いを壊さないようにしました」と明かした。当時20代だった保母たちは厳しい環境の中で「いつ終わるかも分からない疎開生活で、楽しいこともあったり失敗したりしながら24時間保育を成し遂げたので、体験談を聞くと皆さん明るいんです」と言う平松監督は中盤まで明るさを失わないタッチで描いた。それだけに終盤の展開が重く胸に刺さる。近年稀な、子供から年配者までに観て欲しい秀作だ。
 光枝と好子が友情の証しとして歌う「この道はいつか来た道…」という歌詞が、ラストでは「当時歩んだ戦争の悲劇への道を今また世界は歩もうとしている…」に聞こえてきますね―と感想を伝えると、平松監督は「そう、そこなんです」と笑みを浮かべた。
※写真=舞台挨拶後、ロビーでサイン会に臨んだ平松監督

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