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NHKが広島・長崎の未来について考える立花隆氏に密着

 NHK広島放送局は《ETV特集》としてドキュメント立花隆 次世代へのメッセージ~わが原点の広島・長崎から2月14日(土)23時から放送する。NHK立花隆
 ジャーナリストで評論家の立花隆氏は1940年、長崎に生まれ、20歳の時に被爆者の映画や写真を携えて半年間ヨーロッパ各地で核兵器廃絶を訴えた。その後、「知の巨人」と呼ばれて百冊以上の著書をものした立花氏は仕事として原爆の問題を本格的に取り上げたことはなかった。しかし、癌や糖尿病などを抱えて死を意識した今、核廃絶を夢見た若き日々を振り返り「未来に何かを残したい」と考えるようになったという。
 被爆70年を迎え、広島と長崎では被爆者が次々と亡くなり、被爆体験をどのように受け継ぐのか―という深刻な問題に直面している。「被爆者なき時代」になった時、核廃絶の道をどう探るべきか。74歳になった立花氏は去年夏から被爆地・広島と長崎を精力的に訪ね、核廃絶への思索を深めてきた。学生時代に大きな刺激を受けたカナダ人社会活動家との半世紀ぶりの再会、そして今年1月に長崎大学で30人の学生を前に行った核廃絶についての初めての特別授業…。立花氏は次世代を担う若者たちにどのようなメッセ―ジを送ったのか—。自らの原点に戻り、未来を考える立花氏に半年にわたり密着した番組。