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故・永井一郎“最後の匠技”『日本の技・広島編』(RCC)2月2日放送

 外国人観光客の間で広島の匠の技が「感情を揺さぶる」と話題になっているという。そこで世界を驚かせる伝統技術、モノ作りナンバーワンの現場を、広島ゆかりのタレントたちが探訪する中国放送制作の特別番組『世界が知りたい日本の技〜美と食の匠たち・ひろしま編』が2月2日(日)14時30分〜15時54分に放送される。ナレーションは、この仕事を終えた直後に急逝した声優・永井一郎と、RCC田口麻衣アナ。
 まずナビゲーターの谷原章介が訪れたのは熊野筆の工房「松月堂。書筆や化粧筆も世界的に人気だが、スタジオジブリの最新作『かぐや姫の物語』でも使われた画筆にも熊野の職人技が—。
 世界の一流ホテルを彩る「金色の壁紙」を作る歴清社を訪れたデーモン閣下が驚いたのは、この壁紙は金箔ではなく真鍮箔だということ。創業から100年余り金箔を作り続けているこの会社で培われた技術は“変色させず永遠に輝きを保つ壁紙”を生み出した—。
 ブランドバッグやウエディングドレスなどを装飾する小さな粒グラスビーズの生産で日本一のガラスの里トーホーにはアンガールズが弟子入りし、機械では出来ない世界最高峰の技術に迫る—。
 1世帯あたりのソース年間消費支出額が全国一の広島。もちろんお好み焼に使われる比率が大きい。戦後の露店で焼かれ始めた「一銭洋食」から徐々に進化したお好み焼と専用ソースはどのように開発されたのか―阿川佐和子が地元の名店とオタフクソースで探る。
 東京駅正面にオープンした商業ビル「KITTE」の地下1階に全国の故郷産品が並ぶスペースがあり、広島代表として紹介されているのは、お好み焼きでも、もみじ饅頭でもなく、福山市の天野実業が作るフリーズドライ商品だ。お湯を注ぎ、わずか10秒で食べることができる商品を次から次に開発し、今や日本の食卓を支えるまでになった食の匠たちは、どうして「10秒」にこだわったのか?。どのようにして完成させたのか?。新製品開発の裏側を国生さゆりが訪ねる。