シネマッド2021年8月号
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最高の人生を見つける松村  医院理事長広島県医師会会長松村誠先生●パーソナリティ玉田陽子〔オフィス・タマランズ代表〕 松村誠先生は、コロナ禍の最中の令和2年、広島県医師会会長に就任され、「トップ」としてコロナと闘う重責を担っていらっしゃいます。 23年前、私は医師会の催事でMCの仕事をいただいた際、お会いしました。第一印象は、明るく前向きな方。初めての打ち合わせで楽々園にある「松村医院」に伺った時、お昼の休憩時間にランニングをして戻ってこられました。若いころから水泳やマラソンなどスポーツをされてきたほか、日本ペンクラブの会員でもあり、「ワクワクすることが大好き」だとおっしゃる楽しい方です。 心に残った映画は?とお尋ねすると『最高の人生の見つけ方』(2007)。余命宣告されて偶然、病院で同室になったジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン演じる男性2人が人生最後の世界旅行に出かける、涙あり、笑いありの感動ストーリー。松村先生がこの作品を選ばれた理由は、71歳になられたご自分の人生と重ね「今まで多くの患者さんと出会い、病院の職員、医師会のスタッフにも恵まれ、家族の理解もあり、ここまで走ってこられたことに思いをはせました」と、穏やかな笑顔で、ゆっくりお話しされました。そして「これから、どう生きていくか」を考えさせられたそうです。 現代の医療は、AIやゲノム治療など進化を続けています。今だから「手当てする」という言葉と、患者さんの“声”を聴くことを大切にしていきたい―とも語られました。 今後は、広島県医師会会長として広島県の医療を日本一にすること。それから「松村循環器・外科医院」理事長としては次へ最高のバトンをつなぎたい―と、今なお走り続けていらっしゃいます。 今回のインタビューの帰り際に、松村先生からクリニックのある湯来で採れたサツマイモ「紅はるか」をお土産にいただきました。先生自ら蒸かされたものとかで、手にするとちょうど良い温かさ。ほのかに甘く優しい味でした。〜その13〜11「松村医院」の理事長室で松村誠先生(左)と循環器外 科ふ

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