シネマッド2021年10月号
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二 〝吟醸酒の父〞三浦仙三郎の苦難の道と、その魂を受け継ごうとする現代の女性を描く感動作『吟ずる者たち』が遂に完成、11月5日(金)から八丁座、ティジョイ東広島、呉ポポロシアター、福山駅前シネマモードで先行公開される。作品の詳細は次号に掲載するが、今回は上質な映像を創り上げたベテランの「匠たち」にスポットを当てる。油谷誠至監督/1954年・竹原市生まれ。龍谷大法学部中退後、東放学園放送芸術科に入り’76年に卒業。フリーの助監督として五社英雄、松尾昭典、実相寺昭雄ら名匠の下で映画づくり修業。さらに深町幸男に師事した後、’89年に山田太一脚本のドラマ『夢に見た日々』で監督デビュー。以降「警視庁捜査一課9係」「十津川警部シリーズ」などのドラマで活躍。’13年に劇場用映画第一作『飛べ!ダコタ』公開。 今回は、今村昌平監督らの秀作を手掛けた各分野の〝匠たち〞(左表)が結集、正統派の作品に仕上げた。三浦仙三郎役の中村俊介(右端)と蔵人役たちに指示を出す油谷誠至監督(右から2人目)竹原「松阪邸」内に配置された「仙三郎の書斎」の美術セット★10月14日(木)19時からティジョイ東広島、10月19日(火)19時からサロンシネマで先行特別上映(有料)ありあぶらたにせいじ特集優秀なスタッフが結集し匠の技で作り上げた映像竹原出身油谷誠至監督作品『吟ずる者たち』特集

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