人生はフォービート公益社団法人「広島県薬剤師会」会長豊見薬局 代表豊見雅文さん●パーソナリティ玉田陽子〔オフィス・タマランズ代表〕 豊見会長は、広島県内約3,000人の会員を率いる薬剤師会の会長です。また創業90年の「豊見薬局」(五日市)の二代目でもあります。令和3年は薬局でのお仕事に加え、新型コロナウィルス感染症のワクチン接種会場で薬剤を注射器に充填したり、そのワクチンの温度管理をされるなど、忙しい一年を過ごされました。 私は、毎年秋に開かれる『広島県薬事衛生大会』の司会を長年、担当させていただいています。 中学1年の豊見少年は朝日会館の大スクリーンで観たミュージカルの傑作『ウエスト・サイド物語』(1962)の迫力に大きな衝撃を受けました。「それまで体験したことがなかった踊りと音楽はスマートで、何度観てもカッコえ~」と感動されたのです。特に、レナード・バーンスタインの音楽に酔いしれて、洋楽にどっぷりとハマることに。あの“指パッチン”の「クール」をはじめアフタービートの「アメリカ」など、ヒット曲のオンパレード。すぐにギターを手に取るようになり、大阪での大学時代にはジャズのフルバンドに入団しテナーサックスを担当。もちろん薬剤師の資格取得後に帰広されました。 実は豊見さん、30代からの約20年間、昼間は薬剤師、夜はジャズ喫茶「スクラッチ」のマスターと二刀流の充実した日々を過ごされました。チチヤスで開催されていた『オールナイト・ジャズフェスティバル』に出演された経験もおありです。現在は「ヒロシマ・ジャズ・オーケストラ(HJO)」で活動中。コロナ禍で昨年からステージも練習もお休みでしたが、来春に廿日市で開催される『第30回広島ビッグバンド・フェスティバルHot Wave at さくらぴあ』に向けて練習も再開され、生き生きとしていらっしゃいます。 今回、とても小気味良いテンポで会話が弾みました。これからも名曲のような豊かな人生のメロディーを奏でていかれることでしょう。今日も「豊見薬局」ではジャズの名曲のBGMが流れています。〜その18〜11豊見会長と広島県薬剤師会館の応接室でとよ み まさふみ
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