シネマッド2022年3月
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二 秀作『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督/八丁座ほかで上映中)の快走が止まらない。広島では昨年の8月28日から十週間、横川シネマで細々とロングラン。その後12月24日から八丁座での上映がスタートし、動員数が伸びはじめた。 後押しとなったのは、カンヌ国際映画祭で日本映画初の脚本賞を受賞したほか国際映画批評家連盟賞など計四冠に輝いたこと。さらには今年1月9日、ゴールデン・グローブ賞の非英語映画賞(旧外国語映画賞)受賞のニュースが飛び込んだ。また2月8日にはアカデミー賞の作品・監督・脚色・国際長編映画の四部門でノミネートされて人気が爆発!!。八丁座では九週間で約一万人動員という稀にみる大ヒットだ。 「ゴールデン・グローブ賞の吉報で話題に火がつきまして、学生さんから年配の方まで実に幅広くお越しいただいています。三時間の長尺でしかもアート系の作品では凄いことです。アカデミー賞ノミネートから電話のお問い合わせもひっきりなしで、このご時世では救世主のような作品です」と蔵本健太郎支配人。 この好成績、広島県下各地でロケした美しい映像が印象的に使われて家福悠介〔演出家・役者〕西島秀俊家福音〔脚本家〕霧島れいか渡利みさき〔専属ドライバー〕三浦透子高槻耕史〔役者〕岡田将生⇄夫婦︵妻が急死︶演劇祭に参加⇅演劇祭期間中の契約↓脚本作品にたびたび起用←濱口竜介監督特集快走!快挙!!オスカー有力!!!濱口竜介監督作品 『ドライブ・マイ・カー』特集

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