シネマッド2022年4月
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 第20巻・第4号/通巻226号13一緒に住めるような街を創っていきませんか。それなら世界中の人々が笑顔で支援しますよ。工事で出る瓦礫や残土は僻地でプッツン野郎たちが片付けて、一部はリサイクル…。◆そんなふうになれば理想的。でも現実は厳しいと分かってはいますけど、世界平和のために組織された国連だから、今こそその存在意義を示して欲しいと思うのです。民間ではいろいろ支援の手を差し伸べてますよ。◆そのひとつがウクライナ南部ヘルソン州でもロケされた往年の名作『ひまわり』のチャリティ上映。全国的な動きは広島でも実現することが決まり、小誌も急きょ「特報」を掲載しました。先陣をきった八丁座では反響の大きさから1週間限定の予定を2週間に延長しました。また、三次や三原など県下各地で特別ホール上映会が開かれますので是非ともご鑑賞を。ヒマワリ畑の映像と名曲に涙が止まらなくなること請け合いです。◆もう1本、名作があります。それはウクライナのアナテフカ(架空の田舎町)を舞台にしたミュージカルの傑作『屋根の上のバイオリン弾き』です。次号「これを観ずして」欄で詳しく紹介しますが、いま日本国内にフィルム(上映権)があるなら近々上映会も企画されるのではないでしょうか。これも随所で泣ける感動作です!◆ともあれ、こうした感動作、問題作を1本でも多く、皆さん特に若い映画ファンに鑑賞していただきたい―と誌面づくりに汗しています。『ひまわり』の「特報」があるので今号は少し早めにアップしました。冷や汗が出ましたけど…。  【良】令和4年4月号 ●2022年4月1日発行

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