シネマッド2022年6月
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 第20巻・第6号/通巻228号11「こども家庭庁」創設も、所管省庁の“綱引き”が熾烈だとか。保育園や児童相談所が厚労省、幼稚園から大学までが文科省、認定こども園が内閣府で、少年犯罪対策などは警察庁と、これまた複雑怪奇です。「縦割り」の弊害は長年、叫ばれていますがご当人たちは馬耳東風。「省益」が「省壁」になったまま…。◆何度も言いますが、議員さんや公務員は国民の血税から高額の給料をもらって働く「公僕」ですから。国民のために給料に見合った仕事をしてください。間違っても法律の隙間をぬって私腹を肥やしたり、上司に忖度して出世を図ったり、退職後に期限切れの“乗車証”を不正利用したりしないでください。◆今なおフロッピーディスクで重要書類をやりとりしていたり経理の専門家がイージーミスで二重振り込みしたりという例が全国のお役所にいっぱいあるというのが驚きです。今は21世紀ですよね。マイナンバーカードの普及に力を入れるより前に、全てのお役所のデータを独自のネットワークで扱えるシステムの構築に取り組んでください。全力で、大急ぎで、そして何より不正侵入されないよう安全対策も万全にしなければ、全国民に信頼されませんからね。◆議員先生や高級官僚の高給を削ってでもお役所のIT革命を進めて欲しいのですが、どうもお偉い方々の思考回路は“上級”に出来ているようで、庶民目線の価値観が見え難いのでしょうね。白内障や緑内障より重篤な病気かも…。IPS細胞技術を使った最先端の手術でもして、目ン玉おっ広げて見詰め直してみたらいかがでしょう?【良】令和4年6月号 ●2022年6月1日発行

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