12◆前号に続き広島市民病院通いの後日談ですが、ようやく検査と治療、また検査…が終わり、最終的なチェックの末にやっとかかりつけ医の元へ。なにしろ大病院は行くたびに血液検査・尿検査で、2時間余り待たされようやく診察が10分、15分―。時間がもったいない!◆ともあれ通院の縛りから解放されて心身とも軽くなった気分です。が、決して完治したわけではなく服薬は続けています。高血圧はかなり改善したものの血糖値を気にしながら食事管理に気を遣い、腎臓に負担をかけないよう塩分は控えめ―という健康的?な毎日です。おかげでこの半年で体重は10㎏減!◆そんな中で血圧が急上昇したのが広島市立中央図書館と映像文化ライブラリーの移転問題。2月号に続き今回も特集記事で問題点を検証しました。多くの市民の「声」が届くかなぁ…と気を揉んでいる時、またも市民感情を逆撫でする“事件”が!。新聞はもとより、テレビの全国ニュースでも大々的に取り上げられた《平和教材から『はだしのゲン』削除》の報です。◆広島市教育委員会が小中高の平和教育プログラムを見直す中で、小学3年向けの「ひろしま平和ノート」に載せてきた漫画『はだしのゲン』を削除するというのです。2013年から10年間も採用されてきたのに…。◆市教委の説明では、「漫画の一部を教材としているため被爆の実態に迫り難い」とか、栄養失調の母親のために鯉を盗んできたり家計を助けようと路上で浪曲を唸って投げ銭を得るなどのエピソードが「誤解を与える恐れがある」「児童の生活実態に合わない」と指摘があった―というのです。◆当時の時代背景や生活事情を説明するには授業中では時間が足りない―とも言っています。ちょっと待って!。そもそも、その“指摘”は10年前の採用時に出なかったの?。子供たちにも人気の漫画は単行本で全10巻。その中から印象的な場面を選び
元のページ ../index.html#14