………………………………………………………………………………………………………………………………………………エンドロールのつづきオットーという男の日々だ。そんな時、「別の宇宙から来た」と言う夫?が現れ、全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ―と告げられ、いつの間にか〝マルチバース〟にジャンプしカンフーの達人になって悪に挑む…という奇想天外な痛快作。GG賞では主演女優賞と助演男優賞に輝き、アカデミー賞で十部門の候補に。(ラバリ)は、学校が終わると父親のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低俗だと決めつけているが信仰するカーリー女神の作品だけは特別だと家族で街のギャラクシー座へ。サマイは初めて見る光の世界に魅了され、再び映画館に忍び込んだものの見つかり、入場料が払えないため放り出されてしまう。 五のファザル(シュリマリ)が個人的にインドの田舎町―。9歳のサマイそんなサマイを見かけた映写技師取り引きを持ちかける。サマイの母親が作った弁当をくれれば映写室の窓から見せてやる―というのだ。こうしてギャラクシー座に通ううちに、サマイは大人になったら映画を作りたいと夢見るようになる…という、ナリン監督の体験に基づいた作品。オットー(ハンクス)は厳格が度を過ぎて口うるさいため、町で一番の嫌われ者。実は最愛の妻に先立たれ孤独な毎日を送っているのだ。彼は自ら人生を終わらせようとした時、向かいに引っ越してきた家族に邪魔されたうえ、陽気でお節介な奥さんマリソル(トレビーニョ)に懐かれて生活が一変、前向きに生きることの素晴らしさに気づいていく…。〔製作・監督・脚本・美術=パン・ナリン/出演=バビン・ラバリ、リチャー・ミーナー、ディペン・ラバル、バベーシュ・シュリマリ/ʼ21 年=印仏/1時間52分〕〔監督=マーク・フォースター/原作=フレドリック・バックマン/脚本=デビッド・マギー/出演=トム・ハンクス、マリアナ・トレビーニョ/ʼ22 年=米/2時間6分〕ALL RIGHTS RESERVED ○C2022. CHHELLO SHOW LLP
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