第21巻・第7号/通巻241号三すみかシネマッド令和5年7月号 ●2023年7月1日発行◆《光陰矢の如し》と言いますが、振り返ると「あっという間」の20年でした…。2002年12月に広島映画手帖社が解散となり、社会人になって初めてお正月をのんびり過ごした後、人生初の失業保険を貰いながら、元編集主幹・久村敬夫氏の「回顧録」発行に向け、社から受け継いだ膨大な資料と写真ネガを整理し掲載データを準備しました。◆その間にも頭の中には長年の読者から寄せられた「来年からワシら何を読みゃあええんかいの…」という言葉が響き続けて一念発起、急きょ住処を移して2003年4月7日「鉄腕アトムの誕生日」に映画狂舎を個人事業で設立しました。長年お世話になった方々と読者の皆さんへの恩返しをするつもりで…。◆それからはともかく「ががががむしゃら」の日々!。50代になったばかりなので多少の無理も出来ました。支援者や取材先にも恵まれて、思う存分に雑誌づくりを楽しんできました。◆町の本屋さんが激減したり、目の病いで動きが鈍ったり…でウェブ版へと移行しましたが、皆さんの応援をいただいて今日まで続けることができました。本当に有難うございます。◆これからは年齢的なハンデも考えながら誌面を省力化させていただき、時間的かつ金銭的な余裕をつくって、例の「膨大な映画資料」を整理しながら若い映画ファンに役立ててもらえるような方策を考えていきたいと思っています。どうぞ今後ともよろしくお願いします。【良】 おかげさまで創刊20周年!
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