………………………………………………………………………………………………………………………………………………○C2023「高野豆腐店の春」製作委員会高野豆腐店の春キャロル・オブ・ザ・ベル 平成が終わる頃の尾道。町の一隅にある『高野豆腐店』は、職人気質の高野辰雄（藤）と娘・春（麻生）の二人が、上質の大豆と水と天然のにがりだけ―という昔ながらの手法で作り続けており、地元の人々だけでなく観光客にも人気を呼んでいる。が、スーパーには置いても、図に乗って東京へ販売展開することなどは毛頭考えてもいない。 心臓に持病を抱える辰雄は病院の待合室で落とし物をして中年女性・中野ふみえ（中村）と知り合う。独身の彼女は治療に耐えながらスーパーの清掃員として働いているが、その優しさに辰雄は安らぎを覚える。 一方、出戻りの春の行く末を心配して辰雄は町の仲間たちとお見合い相手を探しまくり、ついにイケメンのイタリアン・シェフと引き合わせに成功！かと思いきや、春には心に決めた人がいると言い出す…。の愛を滲み出させる手腕に拍手！！。上質な大豆〔俳優陣〕を旨い水〔全スタッフ〕と混ぜて、天然のにがり〔脚本・演出〕を加えれば、シンプルだが味わい深い極上の豆腐が出来るわけだ。秀作『村の写真集』などなど三原監督の人柄をも感じられる過去の作品群をぜひ一度。 〔良〕 〜家族の絆を奏でる詩笑いあり、涙あり―正統派の喜劇の形態をとりながら家族〔企画・監督・脚本＝三原光尋／出演＝藤竜也、麻生久美子、中村久美、徳井優、竹内都子、山田雅人、日向丈、菅原大吉、桂やまと、小林且弥、黒河内りく／ʼ23 年／２時間〕〔監督＝オレシア・モルグレッツ・イサイェンコ／出演＝ヤナ・コロリョーバ、ヨアンナ・オポズダ、ポリナ・グロモバ／ʼ21 年＝ウクライナ・ポーランド合作／２時間２分〕四
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