『ノルウェイの森』などで知られるベトナム出身の名匠トラン・アン・ユン監督の最新作『ポトフ〜美食家と料理人』が新春1月12日(金)から八丁座で上映される。有名なブリア・サバランをモデルにしたマルセル・ルーフのグルメ小説『美食家ドダン・ブーファンの生涯と情熱』が原案。ユン監督は調理をワンカットで撮影、煮たり焼いたりする音を〝音響効果〟として使い、自然光を生かすなど、リアリティを追求した演出で、カンヌ国際映画祭最優秀監督賞に輝き、アカデミー賞の国際長編映画賞のフランス代表に選ばれるなど、絶賛を浴びた。のピエール・ガニェールが監修してしたほか、自ら皇太子お抱えシェフ役で出演しているのも見どころ。『夏至』や『青いパパイヤの香り』これは「美味礼讃」の著者として料理は、ミシュラン三ツ星シェフ古城にドダン(ブノワ・マジメル)が住んでいた。彼は〝食〟を芸術にまで高めた美食家で、ふっと思い付いたメニューを完璧に再現するため専属料理人ウージェニー(ジュリエットの静かな森の中に建つ美しい 二19世紀の豪華メニューを完璧に再現19世紀末、フランスの片田舎特集特集トラン・アン・ユン監督の感動作愛と人生を賭けた究極の料理に挑戦ポトフ 美食家と料理人』
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