★野良犬〔昭和24年/黒沢明監督〕★蜘蛛巣城〔昭和32年/黒沢明監督〕★隠し砦の三悪人〔昭和33年/黒沢明監督〕女優・花井蘭子の紹介で八住利雄に師事し、東宝撮影所の脚本部を経て昭和24年にフリー。すぐさま黒沢明監督に認められ『野良犬』でデビューした。以降、本欄に並べた数多くの黒沢作品を橋本忍、小国英雄と共同で執筆したほか、他の名匠たちとも『男ありて』(30年/伊藤大輔監督)『王将一代』(30年/伊藤大輔監督)『悪女の季節』(33年/渋谷実監督)『黒の斜面』(46年/貞永方久監督)『竹取物語』(62年/市川崑監督)…と秀作を発表、昭和35年からは製作も手掛けている。編集を手掛けた保坂延彦の初監督作『父と子』(58年)と続く『国士無双』監督を〝最後の弟子〟と認めて、遺稿シナリオ『広島の二人』を託した…。(55年/羽仁進監督)で監督補と総(61年)で製作・脚本を担当し、保坂脚本家・菊島隆三は大正3年1月サンリオ製作の『アフリカ物語』 二28日、山梨・甲府市生まれ。旧知の特集特集数々の名作を著した末にヒロシマの物語”も遺す黒沢作品で橋本忍・小国英雄と筆を競い、製作も手掛けた脚本家・菊島隆三の仕事
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