〜止められるか、俺たちを2〔監督=ジュスティーヌ・トリエ/出演=ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール、サミュエル・タイス/ʼ23 年=仏/2時間32分〕〔監督・脚本=井上淳一/出演=井浦新、東出昌大、芋生悠、杉田雷麟/ʼ23 年/1時間59分〕………………………………………………………………………………………………………………………………………………落下の解剖学青春ジャック五 湖水地方のウィンダミア湖に撒いて欲しい―というもの。兼一郎は疎遠だった息子の慧(錦戸)と妻・さつき(高梨)らを連れて渡英する。それは明子の深い思いを辿りながら家族のわだかまりを解く旅だった…。ローマ国際映画祭で最優秀初長編作品賞に輝いた感動作。が舞台。著作業の傍ら教職で稼いでいるサミュエル(タイス)と人気作家の妻サンドラ(ヒュラー)は、事故で視覚に障碍を負った息子のダニエル(グラネール)と暮らしている。ある日、サミュエルが屋根裏から転落死する。第一発見者は犬との散歩から帰ったダニエルで、サンドラは自室で仕事をしていたという。事故か、自殺か、殺人か―。やがてサンドラは殺人の容疑をかけられる。友人の弁護士(アルロー)に支えられ法廷に立った彼女に、次々と不利な証言が突き付けられる…。と疑惑が渦巻く中、人間の心が抉り出される。カンヌのパルムドールも納得の衝撃的な心理ドラマ。〔良〕フランスの雪山に建つ一軒の山荘息詰まる展開の裁判劇で家族の過去が明らかにされ、推理前作から十年後の1980年代、ビデオの普及で映画館が消えていく時代、若松孝二(井浦)は名古屋市内にミニシアター「シネマスコーレ」を造る。支配人に抜擢したのは演劇をやめビデオカメラ販売をやっていた木全純治(東出)。そこには女性監督の金本法子(芋生)や田舎の映画青年・井上淳一(杉田)たちが集い、青春の全てを映画にぶつけていた…。○C2023 L.F.P.– Les Films Pelléas/ Les Films de Pierre/France 2 Cinéma/Auvergne – Rhône – Alpes Cinéma○C若松プロダクション
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