2024年8月
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「デハニ50形」を特別に走らせたほか地元の人たちの全面的協力で伝統の船神事を再現するなど、故郷の風景に人生を描いてみせた錦織良成監督は『RAILWAYS〜49歳で電車の運転士になった男の物語』の完成披露キャンペーンで来広し、作品に込めた思いを熱く語った。じゃない…。人生も、早く着くよりどう豊かに生きるかが大切だと思います」と。美しい風景は余計な人工造形物が少ない。そこを走る電車は採算が合わないから廃線になる…という路線が全国にあるが、それでも走り続けるバタデンには独特な魅力がある―とも付け加えた。運転士になった主人公(中井貴一)と娘(本仮屋ユイカ)とがキュウリ畑で語り合うシーンが秀逸だった。そう伝えると錦織監督はニッコリ微笑み一バ畑タ電デ車ンが保有する日本最古参の曰く「電車って、単なる交通手段大企業での職を捨てて故郷に戻り「夕日が沈みかける〝黄金時間帯〟にワンカットで撮ろうと全スタッフが入念に打ち合わせして、一発OK!演じた二人とも自然体の見事な演技でした」と絶賛した。製作総指揮にあたった阿部秀司氏    二が製作会社「ROBOT」を創業し最初に手掛けたのが岩井俊二監督の秀作『Love 「以来、その原点を超えるものを―とやって来たけれど、今回の作品がまさにそれ!」と言い切った。そのLetter』で、作品に込めた思いを熱く語る錦織良成監督特集特集=広島キャンペーン回顧録=錦織良成監督の足跡 〔5〕美しい風景と人々の営みの中にこそ故郷の魅力が

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