2024年10月
10/14

 第22巻・第10号/通巻256号est.2003.4.7.5しゅしょう※禁無断転載◆こんな人って議員先生や官僚によく居るタイプです。勘違いして天下人のように威張り、何んでも思いどおりに出来ると考えているのです。だけど公の場では笑顔で「皆様のため汗を流して働かせていただきます」とか殊勝なことを言って票を集めるわけ。ニコニコでダメなら札束で?◆選挙の時には立派な公約を掲げ有権者に手を振り、頭を下げ…。それにしても歴代の政治家たちが公約どおりに働いていれば、今の日本はもっと発展していたかも。次の選挙では「前回の公約の採点表」を提示してもらいましょう。◆まぁ、政治家も官僚も“本音”を言うのは裏だけで、表向きは冷静沈着に建前で発言されます。そこには心がないのか…と思うほど。例えば最近では長崎の黒い雨訴訟で「証拠」に基づく?判決が…。新たに認定されたのは三町だけで隣接する地区には「黒い灰」すら降っていない―と言うのですが、町の境界線には高い塀でも立っていて、雨も灰も通さなかった―という解釈なんでしょうか?◆いま当局の官僚たちや裁判官を責めるつもりはありません。でも公務員は国民の幸せのために働くのが「使命」ではないんですか?と問いたいのです。原爆に関して責められるべきは、戦争を始めた軍人たちであり、核兵器の開発を命じた政治家や軍の上層部です。そこに「国のため」「戦争を早期に終結させるため」という建前は通用しません。犠牲になったのは前線の兵士たちと、巻き込まれた市民たちなのですから。そうしたことを改めて考えてもらえるよう映画『広島の二人』製作に全力をあげたいと思います。  【良】令和6年10月号 ●2024年10月1日発行

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る