2024年11月
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 第22巻・第11号/通巻257号※禁無断転載est.2003.4.7.5◆この号をアップする頃には結果が出ているでしょうが、出来れば与野党均衡の「ヒリヒリした国会論戦」でマトモな政策を実現させ明るい未来を描いてください。◆そんな政界騒動の中、ひとつの冤罪事件が決着しました。そう、昭和41年に起きた通称“袴田事件”です。一時は死刑が確定しながら辛抱強い再審請求の末に「無罪」の判決が出て、検察も控訴せず―と60年近く経っての結審でした。◆そもそも“後出しジャンケン”で血の付いた被疑者の衣服が味噌樽から発見された―と言い出しての死刑判決。時を経て最新科学判定からニセモノだと判ったから…。つまり警察・検察の証拠捏造ですよね。そこまでしてホシを挙げる目的は「功労賞」ですか?◆ちょっと待った!。最初に目を付けた被疑者を犯人にするために証拠を捏造して起訴したら、別の真犯人を取り逃がすことになりませんか。それでは本末転倒。警察・検察の仕事は「悪者を捕まえる」ことでしょうに。◆もちろん「いいお巡りさん」もたくさん居ます。例えば森繁久弥主演の名作『警察日記』とか松本清張原作の秀作『砂の器』に登場する三木巡査…。古いと言うなら『踊る大捜査線』などの熱血刑事みたいな本気の仕事をお手本に、国民のために働いてください。◆政治家も官僚も自分たちのことしか考えていないし、部下たちは上の顔色を見て仕事してるし…。せめて治安を守る警察官・検察官は社会のために働いてください。闇バイトを使っての詐欺や強盗を根絶するだけでも庶民は安心して暮らせます。あとは“上”の人たちが改心してくれれば…。 【良】令和6年11月号 ●2024年11月1日発行

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