映画・TV新着情報

「しまね映画塾」が別所哲也ら招き特別講座『地方と映画』

 あの名作白い船をはじめ、うん、何?』『RAILWAYS〜49歳で電車の運転士になった男の物語』『渾身』『たたら侍など、故郷・島根を舞台にした感動作を作り続けている錦織良成監督(写真)が塾長を務める「しまね映画塾」が特別講座地方と映画〜映画・文化の力、島根の底力を開催する。錦織良成監督・顔だ円
 8月31日(土)13時〜15時30分まで、島根県民会館(松江市殿町158/松江城南東隣)3階大会議室(定員180人)で。12時開場。先着順入場無料
 シンポジウム第1部(13時10分〜14時10分)地方で映画を製作すること、第2部(14時20分〜15時20分)映画の力、島根の底力と題し、地方での映画製作について、映画の持つ“力”について、そして“故郷・島根の魅力”について熱く語り合う2時間半。
 登壇者は、別所哲也(俳優/国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」代表)大野裕之(脚本家/プロデューサー/日本チャップリン協会会長)大宮エリー(作家/映画監督/演出家/アーティスト)そして錦織良成(映画監督/しまね映画塾塾長)
 コーディネーターは、結城豊弘(読売テレビ報道局兼制作局チーフプロデューサー/映画コラム執筆者)と杉谷宭男(しまね映画祭実行委員長)

 ちなみに、錦織監督が県西部の益田市を中心に津和野町、吉賀町でロケした感動の最新作高津川
11月29日(金)に中国地方先行公開される。

※問い合わせは護縁株式会社TEL 0853315250

白石和弥監督が香取慎吾主演の注目作『凪待ち』を語る

凪待ち/白石監督071 『孤狼の血』など衝撃作を連発している白石和弥監督の新作凪待ちがサロンシネマで公開(8月8日まで)、8月3日には白石監督が舞台挨拶に立って、作品に込めた思いなどを語った。香取慎吾を主演に迎えた注目作で、ギャンブル依存症の主人公が、再起を誓って恋人の故郷・石巻にやって来るが、彼女の父親と娘、面倒をみてくれる近所の男、恋人の元夫らと関わる中で、再び苦悩の日々を送る…という物語。共演は西田尚美恒松祐里吉沢健音尾琢真リリー・フランキーら。
 香取には「アイドルのオーラを消してくれ」と注文して撮影に入ったという白石監督は、「ダメ男なんだけど根は優しくて他人のことを大事に思っている主人公を、ノーメイクでフラットに演じてくれた」と絶賛。ラストで“希望の光”が見えてくるところも含め、人間の挫折と再起を生々しく描いた秀作だ。年末から来年初めにかけての映画賞レースにからむこと間違いないと踏み、アンコール上映狙いで応援しようと、次回作の話も含めてインタビューしたので、詳細は本誌9月号の特集欄に掲載する。
※舞台挨拶と劇場ロビーでのサイン会を終えた白石監督