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「釣りバカ日誌」の栗山富夫監督が『ふうけもん』上映会に

 元祖“便利屋”の実話を映画化した感動作ふうけもんの広島特別上映会が11月10日に中区中島町の広島国際会議場フェニックスホールで開かれ、“釣りバカ日誌”シリーズなどで知られる栗山富夫監督が舞台挨拶に立った。栗山監督17
 この作品は、裏社会で生きてきた“ふうけもん”(佐賀弁で「バカ」の意)の主人公が宣教師に出会って心機一転、第二の人生はひたすら人のために—と便利屋を始め、ありとあらゆる仕事を引き受ける姿を通して現代社会を浮き彫りにするもの。出演は中村雅俊、浅野ゆう子、河相我聞、垣内彩未、哀川翔、中村玉緒、笹野高史、藤村俊二、竹中直人、本田博太郎ら。
 観客を前に栗山監督は、個人レベルで映画を作ったり見たりできる時代だが、「大きなホール、大きな銀幕、ちゃんとした音響で見ていただくのが映画の本道。最近、体調を崩して、あわや僕の遺作になるところだったけど、笑いと涙の物語を楽しんで欲しい」と話した。
 助監督として大庭秀雄、野村芳太郎、五所平之助、山田洋次ら多くの名匠の下で腕を磨いてきた栗山監督だけに、この作品でも“松竹大船”の香りを漂わせている。「大船の作品は落語と同じ。洒落た笑いと涙があって、人間のいいところを掬いとっていこうという姿勢がずっとある」と言う。この作品ではキャスティングも秀逸。ことに脇を固める中村玉緒、藤村俊二、本田博太郎、笹野高史らベテラン陣は「カメラの位置とかを見て、どう動けばいいか、どう写されているかが分かっている人たち」だと絶賛する。「だからキャメラや照明、編集にも気をつかいました。これらのスタッフも職人技を見せてくれましたよ」と満足げ。
  ちなみにこの作品は全国の200人近い発起人の後押しで製作をスタートしたが、東日本大震災の影響もあって資金が足りなくなり、劇場公開が流れた。そこで栗山監督が自ら脚を運んで全国縦断上映会を展開しており、広島は28県目。12月に入ってからは大分、福岡、熊本、宮崎、鹿児島、長崎、沖縄を回り、来年1月には東京・有楽町の「よみうりホール」で全国縦断を締めくくる。「その後もホールや劇場で上映できるよう、口コミで拡げてほしい」と栗山監督は熱く語った。

『ワカコ酒』連続ドラマ化!武田梨奈が広島で「ぷしゅ〜」

 広島出身の新久千映による人気コミックワカコ酒がドラマ化されることになり、11月6日から3日間にわたり広島ロケが行われた。ワカコ酒08
 この作品は、飲んべえOL村崎ワカコ(26歳)がさまざまな場所をさすらいながら“女ひとり酒”を満喫するグルメ物語。主演は“武術女子”として知られる武田梨奈(写真右)。広島編では、同級生の亜弥役にRCCテレビ『イマなまっ!』リポーターの八谷しおりが扮し、息の合った演技で食べ歩き・飲み歩きシーンを撮影した。
 1カ月にわたりロケしてきた武田は、飲み食いの連続で体重が増えたと苦笑しながらも、「ワカコは自分の好きなことに対して幸せを感じる素直さがすごく可愛いし、しかも周りからも愛されるキャラクター。私自身、ひとりで食べに行くのが好きで、ロケの後に梅酒を買ってホテルで飲んだり…。(決め台詞の)『ぷしゅ〜』も自然に出てくるようになりました」と笑う。広島編では何処で何を食べたかはドラマを見てのお楽しみだが、「広島の食べ物はどれもお酒に合う!」と絶賛した。
 なお、このドラマはRCC1月15日にスタート、毎週木曜25時8分から放送される。

HOME「鯉のはなシアター」ゲストに広島出身うえむらちか

 広島ホームテレビの人気番組鯉のはなシアター』(金曜/25時20分)
うえむらちか12月12日放送分は、中東直己と赤き球場〜時を越えた30年の想いと題して、ユーティリティー・プレイヤーとして活躍している中東直己選手にスポットを当てる。
 大のカープファンだった中東少年は両親と一緒に旧広島市民球場に足繁く通い、大活躍する“赤ヘル戦士”たちに憧れて自身も野球に没頭した。カープに入団する夢を抱いた少年が、やがてプロ野球選手になった…。そんな中東選手と現役選手や球場との知られざるエピソードを紹介する。
 今回のゲストは、熱烈カープ女子として知られる安芸郡海田町出身の人気女優うえむらちか(写真)

HOME「熟年ファイターズ」が広島の古民家で秋グルメ

 広島ホームテレビの人気番組あっぱれ!熟年ファイターズ(土曜/9時30分)11月15日放送分は、古民家でいただく秋グルメの旅を紹介する。1411熟年秋グルメ
 “なべさん”こと渡辺弘基と松本裕見子が訪れたのは、東広島市志和町の古民家。熟年夫婦が一目惚れして購入し、現在も改装を続けているというお宅で最高のおもてなしを受ける。続いて三次市の古民家ギャラリーに。明治2年に建造の家屋と蔵を利用し、奥さんが集めた器や小道具を展示販売している。ここではご主人が栽培した野菜を中心にしたランチをこだわりの器でいただく。
 一方“大ちゃん”こと大松しんじは庄原市へ。祖父母が暮らしていた家を改装して今年4月にオープンした古民家カフェで、地元のフルーツを使ったケーキセットをいただく。次にIターンした韓国女性が営む古民家料理店を訪ね、自家製キムチやビビンバなど本場の味を満喫する。
 最後に、庄原市総領町の山里に建つ築200年の古民家が登場。自宅をそのまま店にして、ご主人手作りのエコ・ストーブで炊いたご飯と、地元野菜にこだわった奥さんの手料理「里山快席」に舌鼓を打つ。