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八丁座で「高津川」大ヒット御礼!錦織監督ら3度目の舞台挨拶

 錦織良成監督の感動作高津川が八丁座でロングランを続けており、8週目突入の1月18日(土)には錦織監督と主演の甲本雅裕戸田菜穂が感謝の舞台挨拶に登壇する。「高津川」舞台挨拶①
 この作品は当初、12月末までの4週間上映予定だったが、文字どおり清流のようなピュアな物語と美しい景色、そして故郷を思う人々の心情が老若男女の胸を打ち、口コミで広がったことからコンスタントな動員を続けているため上映が延長された。1日1回だけの上映にも関わらず1月9日までの6週間で3,600人を超える動員数という好成績だ。このまま1月末、あるいは2月まで上映が続きそうな勢いをみせていることから、できれば広島だけで1万人の大台に達して欲しいと関係者は力が入る。ちなみに現在は「中国地方先行上映」期間で、4月3日(金)の全国公開に向けて弾みがついたかたちだ。
 なお当日は、10時5分からの上映終了後舞台挨拶、さらにロビーでサイン会も開かれる。
(写真は12月1日の第1回舞台挨拶の様子/左=戸田菜穂・中=甲本雅裕・右=錦織良成監督)
※『高津川』公式ホームページ=https://takatsugawa-movie.jp/

『葬式の名人』サロンシネマでアンコール上映 樋口尚文監督が舞台挨拶

 樋口尚文監督の佳作葬式の名人1月3日からサロンシネマでアンコール上映(連日16時55分から/1月9日まで)。この作品は大阪・茨木市の市制70周年を記念して企画されたもので、川端康成らを輩出した名門・茨木高校を舞台にした異色の青春映画。葬式名人/樋口監督S
 学生時代、甲子園を目指す豪腕エースピッチャーだった吉田創(はじめ/白洲迅)は、地方予選の決勝大会で右腕を傷めたため野球をやめ、卒業後に姿を消した。バッテリーを組んでいた豊川大輔(高良健吾)は現在、母校の野球部で顧問をしている。ある日、渡米したと聞いていた吉田がふらり学校に現れた直後、豊川の目の前で飛球を追った子供をかばって交通事故で死ぬ。訃報を聞いた同級生の渡辺雪子(前田敦子)や竹内みさ(中西美帆)、議員になった緒方慎吾(尾上寛之)らが駆けつけて、葬儀屋とのトラブルもあって母校で通夜を営むことになる…という物語。
 プライベートでも母親になった前田敦子がシングルマザーを好演しているほか、不思議な感覚のカメラワークと美術(部谷京子)も見どころで、映画全体がいわば《夢か現(うつつ)か幻か》―というイメージで覆われている。
 1月5日(日)の上映後には樋口監督が舞台挨拶に立ち、ロビーでサイン会も。
(写真は昨年秋の封切り時に来広した樋口尚文監督=ちゅピcomスタジオで)
※サロンシネマ=☎082・9627772