NHK広島放送局では、《フェイス》被爆70年企画として『わたし、語り部になる。』(仮題)を5月15日(金)19時30分から放送(中国地方向け)
広島市が3年前から取り組んでいる「語り部」養成事業に応募した1人、佐古季暢子さん(30歳)。広島で生まれ育った彼女は、かつてドイツに留学した際、核兵器を持つべきだと主張した他国の留学生に何も言い返せなかった悔しさから「語り部」を志した—。ところが、その思いを打ち砕くような大きい壁が立ちはだかる。それは「直接の体験がない若者に被爆者の思いが伝えられるのか」という問いだった…。悩み、苦しみ、それでも志を貫き「語り部」を目指した女性の1年間を記録した番組(写真上)。再放送は翌16日(土)10時50分から。
続いて同15日(金)20時からは『桜がつむぐ物語』を放送する(中国地方向け)
昨年の大規模土砂災害で亡くした幼なじみの面影を桜に重ねて胸に刻む広島市の男性。阪神淡路大震災で亡くした息子夫婦の生きた証を残そうと桜を植え、生きる支えにしてきた老夫婦。長崎・雲仙普賢岳の噴火と土石流で大きな被害に遭った地域を復興させた住民たち…。日本人が愛してやまない桜を特別な思いで見つめている人々と被災地の桜が紡ぐ3つの物語を、知花くららが訪ね歩く(写真下)。再放送は翌16日(土)10時05分から。