映画・TV新着情報

感動作『ふうけもん』広島上映会で“釣りバカ”の栗山監督が舞台挨拶

 元祖“便利屋”の実話を映画化した感動作ふうけもんの広島特別上映会が11月10日(月)に中区中島町の広島国際会議場フェニックスホールで開かれる。ふうけもん2S
 この作品は、裏社会で生きてきた“ふうけもん”(佐賀弁で「バカ」の意味)の主人公が宣教師に出会って心機一転、第二の人生はひたすら人のために—と便利屋を始め、庭の手入れから独居老人の話し相手、ドブさらい、時には死体の処理まで引き受ける姿を通して、現代社会の歪みや孤独を浮き彫りにするもの。出演は中村雅俊浅野ゆう子河相我聞垣内彩未中村玉緒笹野高史藤村俊二哀川翔竹中直人本田博太郎ら。監督は、『釣りバカ日誌』シリーズで知られる栗山富夫
 ちなみにこの作品はメジャーの配給ルートに乗らないため、栗山監督が自らセールスに歩き、全国縦断上映会を展開している。当日は10時30分14時30分18時30分の3回上映で、各回に栗山監督が舞台挨拶に立ち、作品への思いや製作裏話などを熱く語る予定。当日券は1,000円。前売券も同額だがオリジナルグッズ付き。
※問い合わせは「ジーザスフェローシップ広島」(中区加古町)=℡082・241−8957

NHK広島制作『戦艦大和のカレイライス』がBSで全国放送

 NHK広島放送局が制作した“広島発地域ドラマ戦艦大和のカレイライスが、11月5日(水)22時からBSプレミアムで放送される。このドラマは呉を舞台に、太平洋戦争末期に戦艦大和の調理係だった若者が現代にタイムスリップし、雑誌編集者の女性と出会う…という、ファンタジックな感動作。カレイライス
 広島市生まれで、上京してモデルをしていた呉羽沙織(秋元才加)は“本当の自分”を生かす仕事をしたい―とUターン、縁あって呉の情報誌「KURE:YON」の記者になるが、失敗の連続。編集長(川野太郎)から近く開かれるイベント《海軍グルメフェスタ in 呉》に編集部代表として派遣された沙織は、企画に頭を悩ませている時、若い料理人・長二(三浦貴大)と知り合う。彼は屋台通りの小さな店で働いているが、彼の作るカレーは戦時中に戦艦大和で出されていた特製カレーの味にそっくりだと評判だった。その味に魅せられた沙織はグルメフェスタに参加してもらえないかと持ちかけるが、長二は頑として断る。そこで彼女は親友の祖父で戦艦大和に乗っていた沖田誠吾(神山繁)に味見してもらおうと場を設けるが、誠吾は思い出したくないのか試食を拒否、さらに長二の姿と言葉に動揺する…。

◎美しい映像と斬新な“仕掛け”に加え、呉市内と大崎下島・御手洗でのロケが物語の雰囲気にハマって心地よく、一連の“地域ドラマ”の中でも極上の仕上がりになっている。

HOME「鯉のはなシアター」で前田智徳の秘話を紹介

 広島ホームテレビの人気番組鯉のはなシアター(金曜/25時20分)10月31日放送分は2人の同期生、浅井樹前田智徳の秘められたエピソードを紹介する。宇梶剛士0272
 北陸の最強打者と呼ばれた浅井は1989年にドラフト6位でカープに入団したが、同期の前田に出会い、その打撃技術の高さに衝撃を受けた。2人は選手寮で苦楽を共にし、やがて前田は一軍へ、一方の浅井はファームで鍛錬する日々が続いた。境遇の違う2人だが、野球人生の節目ごとに影響し合い、17年が経った…。
 ゲストは赤ヘル大好き俳優の宇梶剛士(写真)

HOME「熟年ファイターズ」コンビ“天空の城”へ行く

 広島ホームテレビの人気番組あっぱれ!熟年ファイターズ土曜/9時30分)の11月1日放送分は、「備中松山城〜天空の城の旅!」と題し“備中の小京都”と呼ばれる岡山県高梁市の旅を紹介する。1411熟年/高梁
 “なべさん”こと渡辺弘基と松本裕見子が最初に訪れたのは、ちょっと寄り道して新見市のグルメ・スポット『食源の里・祥華』(新見市哲多町宮河内)。和牛の原点とも言われ、年間800頭しか出荷されない極上の千屋牛をこだわりの食べ方で「いっただきま〜す!」
 胃袋を満たしたら、高梁市成羽町の吹屋地区へ。ここは江戸時代から銅山とベンガラ塗料の生産で繁栄した町で、レトロな町並みをボンネットバスで散策。鉱山にも入ったほか、映画『八つ墓村』の舞台にもなった広兼邸を訪問。
 歩き回ったらお腹が空いた2人は老舗『魚富』(高梁市鍛冶町)に立ち寄り、高梁川で獲れた鮎のフルコースに舌鼓!。この店のご主人はなんと地元ケーブルテレビでキャスターを務めているというので話が盛り上がる。
 そしていよいよ“天空の城”備中松山城(写真上)へ。往時の天守閣が現存する山城としては最も高い所にある城で、山道を歩くこと約20分、ようやく天守閣に…。昼間に間近で見るのもいいが、やっぱり「雲海に浮かぶ城」(写真下)を眺めたい—と2人は翌朝、展望台へ!
 ちなみに宿泊は、酒蔵を改装して、江戸時代の香りを漂わせる庄屋屋敷『元仲田邸くらやしき』(高梁市宇治町=写真中)。もちろん地元の伝統料理と地酒を堪能したとさ。

TSS「スーパーニュース」が放送枠を大幅拡大

 テレビ新広島では、夕方のTSSスーパーニュースFNNの放送枠を月〜金曜16時50分〜19時までと全体で1時間拡大、広島の枠も10分拡大とした。ニュースでは視聴者の疑問に答えるべく、従来の形式や時間枠にこだわらない手法で分かりやすく伝える工夫を重ねるという。
 ローカル枠では、スポーツコーナーの時間を大幅に拡げ、元カープの原伸次氏を野球コメンテイターに迎えて徹底解説するほか、サンフレッチェなどにも時間を割く方針。また天気コーナーでは災害情報からレジャー情報まで、生活に密着した情報やミニ知識なども盛り込んで時間枠を倍増させた。

HTVが「テレビ派」の“増刊号”をスタート

 広島テレビでは、夕方の情報番組『テレビ派』(月〜金曜/16時50分)と、昼前の情報番組『テレビ派ランチ』(月〜金曜/10時25分)の人気コーナーをまとめるテレビ派増刊号(日曜/6時30分)を10月からスタート。
 『テレビ派』からはラーメン店をはじめ、つけ麺、汁なし担々麺などの名店を紹介する広島麺道を再編集。『テレビ派ランチ』からは旅とランチ》《ランチonまっぷの見どころを凝縮する。両番組のコーナーを隔週交互にオンエアしていく。

NHK「ETV特集」で“原子力平和利用博覧会”にスポット

 NHK広島放送局ではヒロシマ〜爆心地の原子力平和利用博覧会(仮題)を制作、「ETV特集」として10月18日(土)23時から全国放送する。
14NHK平岡市長 昭和31年、被爆地・広島で、しかも原爆資料館で「原子力平和利用博覧会」が開かれ、約11万人が訪れた。核廃絶を訴える“聖地”で、核エネルギーの未来を謳い上げるイベントが何故、行われたのか―。そこには日本の反核運動に危機感を持ったアメリカの“情報文化外交”があり、その内実を示す史料が見つかった。
 番組では、そうした内部文書などを紹介しながら、この博覧会を見学した経験があり、現在ではさまざまな反核運動に関わっている元広島市長・平岡敬氏(写真)らの話を交え、ヒロシマがアメリカの戦略にどう向き合ったのかを検証する。

HOME「鯉のはなシアター」で名物応援団エピソード

1410鯉ばな/竹原慎二 広島ホームテレビの人気番組鯉のはなシアター(金曜/25時20分)の、10月10日放送分は「東京でカープ優勝を一心に信じた女傑」と題し、佐々木久子のエピソードを紹介する。
 広島市に生まれた佐々木は、球団創設時からカープ一筋に応援し続けた。上京後、雑誌『酒』を創刊して編集長になり、仕事が一段落した頃からカープ愛が再燃、着物姿で球場に脚を運び、やがて「広島カープを優勝させる会」を発足させた。それから9年後の昭和50年に歓喜の瞬間を迎えた…。
 翌週17日の放送では、「ファンの道を極めた名物応援団長」と題し、名物応援団長・平田政輝さんの野球愛に満ちた生涯を紹介する。平田さんは、誕生直後に貧乏球団と呼ばれたカープに自分を重ね、やがて球団の成長に負けまいと自らも仕事に励んだ。そして仕事を終えたら応援に奔走、やがて私設応援団連盟の初代会長となった。その熱狂的な応援ぶりと、そこから生まれた“ドラマ”を紹介する。
 この2話のゲストは広島出身のボクシング元世界チャンピオン・竹原慎二