NHK広島放送局では《シリーズ被爆70年/ヒロシマ復興を支えた市民たち》の第2弾となる広島局制作のドラマ『走れ、三輪トラック』を2月13日(金)19時30分から20時43分まで放送する。これは戦後復興の中心となった自動車メーカー「東洋工業」(現マツダ)の社長親子の奮闘を描くもの。
被爆直後、被害の少なかった「東洋工業」は社屋を県庁などの仮庁舎として提供するなど復興の拠点となった。打ちひしがれる市民と故郷への思いを強くした松田重次郎社長(伊武雅刀)と息子の専務・恒次(高橋和也)は、安くて頑丈な貨物車として三輪トラックの製造を決意し関係各社を走り回って資材を調達、従業員と開発・製造に打ち込むのだった。こうして誕生した東洋工業の三輪トラックは“バタンコ”と親しまれ、復興作業と市民の心を支えた…。