NHK広島放送局では、総合テレビ金曜夜のローカル枠に2つの新番組をスタートさせる。
まず第1・3・4金曜の19時30分からは『ラウンドちゅうごく〜為になるテレビ』を放送(中国地方向け/翌土曜7時30分から再放送)。これは過疎や地域間格差、核廃絶など中国地方のさまざまな問題を掘り下げる25分番組。注目はメインキャスターに世界的スプリンターとして活躍した広島出身の為末大さん(写真上・中央)を起用したこと。“走る哲学者”とも呼ばれる為末さんはコメンテイターの経験はあるものの、いきなりメインキャスターというのは少々ハードルが高いのでは? と水を向けると、「海外の人々から見た日本は、東京・京都・広島なんです。(大上段に構えて問題を)“斬る”のではなく、一緒に考えていくうちに糸口が見えてくる…という番組にしたい」と意欲満々だ。アシスタントは中山里奈アナ(同左)、プレゼンターは八田知大アナ(同右)が担当。4月27日スタート。
第2金曜は『広島かたすみ食堂』(広島県向け/翌土曜7時30分から再放送)。これは路地裏にある鉄板焼きの店を舞台に、地域の片隅に埋もれている“新定番の魅力的な話”=“新テッパン話”を紹介する情報バラエティー。
店の女将に扮するのは、広島で生まれ育ったタレントのテンション高野こと高野彩香(写真下・右)、そして店員には深川仁志アナ(同左)が扮する。瀬戸内海で獲れる絶品グルメ貝や、ラーメンで有名な尾道で秘かな人気を呼んでいる中華うどんなどなど、思わず誰かに話したくなることを女将が客(ゲスト)に熱く話して聞かせる―という趣向。4月13日スタート。初回のゲストはお笑いコンビの銀シャリ。