今年度後期のNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』が9月29日(月)から始まる。これは、竹原の老舗「竹鶴酒造」に生まれ、大正7年から2年にわたりスコットランドでウィスキー醸造を学んだ後、スコットランドに似た気候の北海道余市で日本初の国産ウィスキーを作った竹鶴政孝とリタ夫人の半生を下敷きにした家族愛のドラマ。
主人公のマッサンこと亀山政春に玉山鉄二、妻エリーに新星 シャーロット・ケイト・フォックスが扮するほか、前田吟(父
・政志)、泉ピン子(母・早苗)、西田尚美(姉・千加子)、
早見あかり(妹すみれ)、高橋元太郎(番頭・島爺)らが周りを固める。さらに堤真一、西川きよし、夏樹陽子、相武紗季らが出演する。
その竹原ロケが「竹鶴酒造」などで行われ、玉山ら主な顔ぶれが“実家”での撮影に臨んだ。5月14日には酒蔵でのシーンが取材陣に公開され、出演者が記者会見に。玉山は主人公について「(夢に向かう)ひたむきさ、情熱がすごい。ただ、脇が甘いというか“鈍感力”のあるところは僕に似ているかも…」と笑う。祖母がスコットランド人だというシャーロットは役柄と同様、初めて日本に来てドラマに挑んでいるが、玉山が太鼓判を押すほど日本語の台詞覚えは抜群。「言葉は違っても、お芝居するという点では同じです」とニッコリ。それでも、よく使うのはNGを出した時の「ゴメンナサイ」と、周りがかけてくれる「大丈夫」だとも。
今後は秋のスタートに向けてスタジオを中心に収録を重ねる。