広島ホームテレビでは、発掘された終戦直後の広島の記録映画の背景を探る特番『幻の広島復興映画』を制作、8月6日(水)9時55分から「テレメンタリー2014」として全国放送する。
さきごろ「平和記念都市ひろしま」と題された約20分のフィルム2本が見つかった。さらには「産業の再建」という副題の付いた10分のフィルムも。監督は秋元憲、ナレーターは徳川夢声。そこには原爆孤児たちの様子や広島を訪問された皇太子殿下(現天皇陛下)、平和記念式典の前身「平和祭」(昭和24年)、ミス広島の選定会、さらには広島平和記念都市建設法が衆議院で可決されて復興に立ち上がる人々や東洋工業(現マツダ)工場などの様子が記録されている。これを製作した「広島建設委員会」とは?、製作の目的は?、いつどこで上映されたのか?…など謎の多いこのフィルムについて調べたドキュメンタリー番組。