中国放送では、自然保護・エコロジー活動キャンペーン「ラブ・グリーン」を展開してきたが、その象徴ともいえる《RCCラブ・グリーン大賞》の第1回授賞団体に『ハチの干潟調査隊』(竹原市/メンバー117人)を選出した。
「緑豊かな広島の自然を次の世代に継承するための活動に取り組む団体を表彰・助成する」という趣旨で設立された《RCCラブ・グリーン大賞》には初年度、県下から13件のエントリーがあり、その中から大賞に同調査隊が、奨励賞には『美鈴恵みの森づくりボランティア』(広島市/メンバー46人)と『神辺シイタケクラブ』(福山市/50人)が選ばれた。
『ハチの干潟調査隊』は地元の海岸に広がる貴重な干潟の危機を知ったメンバーが調査をはじめ、幅広い年齢層の参加者が10年にわたって調査を続けてきた(写真)。その活動期間や活動頻度に加え、今後は干潟に生息する生物の図鑑づくりに取り組もうという展望が評価された。
また『美鈴—』は7年前から美鈴が丘団地周辺の竹林と里山林、さらに遊歩道の整備も行い、自然とふれあうイベントを実施しながら今後の保護活動の方法を探っている。『神辺—』は“究極のシイタケ栽培”をテーマに活動していた4つのグループが昨年、それぞれの得意分野を生かして連携し、ほだ木を粉砕しカブトムシを使って腐葉土にするシイタケの栽培法が軌道にのって地域創成につなげようとしている。
なお表彰式は10月17日(土)・18日(日)に広島城とその周辺で開催される「ひろしまフードフェスティバル2015」会場のラジオステージで17日に行われ、大賞に助成金60万円、奨励賞に助成金各10万円が贈られる。