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錦織良成監督ら2度の舞台挨拶! 「高津川」が八丁座で大ヒット

 故郷・島根を舞台に数多くの秀作を撮り続けている錦織良成監督の最新作高津川が、11月29日に中国地方で先行公開され好調な滑り出しを見せている。12月1日(日)の「映画の日」には、錦織監督と主演の甲本雅裕、ヒロイン役の戸田菜穂が島根、広島、岡山の3カ所を駆け足で巡り、上映館で舞台挨拶。
「高津川」舞台挨拶二景  このうち広島の八丁座に3人が登壇すると、満席の場内からは大きな拍手が沸き起こった。子供から年配者までの観客は皆、感動の涙を目に溜めたまま。その様子に壇上の3人は胸を詰まらせ「石見の方々のご協力をいただいて、いい映画にしよう!と頑張った私たちの“思い”が皆さんに伝わって嬉しいです」と涙声で挨拶した。深く息を吸って気をとり直し、撮影中の裏話や苦労話を披露し、「地味な映画ですが、皆さんの力で多くの方々に感動の輪を広げていただければ幸いです」と錦織監督は締めくくった。この後、観客の撮影タイムも設けられ、一斉にスマホでパチリパチリ…。錦織監督は「皆さんの感想をぜひSNSで広めてください!」と(写真上)
 終了後、感動した場面をどうしても監督に伝えたい―と子供らが控え室に駆けつけ、涙を拭きながら熱く語った。すると「セリフは少なくても、映像から伝わるんですね、小学生にも…」と錦織監督は手応えを感じた様子。
 その後も大入りが続いたことで、錦織監督と甲本雅裕、主人公の娘に扮した大野いとの3人が12月7日(土)にも来広、2度目の舞台挨拶に臨んだ後、ロビーでサイン会も開いた。長蛇の列になったものの3人は笑顔でパンフレットなどにサインし、記念撮影にも応じた(写真下)
 錦織監督が初めて島根で撮った名作『白い船』は、その年の単館系上映作品で動員数第1位となったが、この『高津川』はそれに匹敵するヒットの様相を見せており、ロングランする勢いのまま、来春の全国公開に向けて宣伝・配給活動に入っている。

『高津川』公式ホームページhttps://takatsugawa-movie.jp/