NHK広島放送局では、4月から「地域を見つめる」をテーマにした新番組『プライムS』(総合=金曜/20時〜20時43分)をスタートさせる。これは、長期取材による企画ものや、来年の「被爆70年」に向けたシリーズを中心に、地域の自然や人の営みを描くドラマ、紀行ものなど、山陽・山陰をさまざまな角度からとらえたものを放送していく。
初回は『ヒロシマ・ナガサキは発信する』(4月4日)。広島、長崎の両局が協力してあたる被爆70年シリーズの第1弾で、「原爆とは」「被爆地が向き合うべき課題は」「核廃絶に向けて世界で何が起きているのか」を地元ならではの切り口で丹念に取材したもの。
2回目は『シリーズ海と生きる』の最新作(4月11日)。瀬戸内海が日本初の国立公園の一つとして指定されてから80周年を迎える今、景観の変化や産業構造の転換、島の過疎化などを見つめながら、これから海にどう関わっていくべきか―を提言する。
なお、再放送は土曜10時05分から。