映画・TV新着情報

広島県下12館が「戦争と平和」特別上映で高校生以下無料

 広島県興行組合(蔵本順子理事長)では被爆70年にあたり、若者への戦争・被爆体験の継承と映画館離れしている中高生に足を運んでもらうきっかけに―と今夏、県下12館で「戦争と平和」をテーマにした映画を特別上映し、高校生以下入場無料とすることを決めた。いずれも事前の申し込みが必要で、往復ハガキで各劇場へ。なお、大人・シニア・大学生は通常料金。上映日時と作品は下記のとおりで、上映時に監督や関係者、学者などをゲストに招いて“講座”も開催する予定。原爆の子S
7月11日(土)10時=『野火』/シネマ尾道 〒722−0036 尾道市東御所町6−2 ※ゲスト=塚本晋也監督大林宣彦監督
7月11日(土)14時=『聯合艦隊司令長官 山本五十六』/イオンシネマ広島 〒732−0814 広島市南区段原南1−3−52・広島段原SC6F
7月12日(日)9時30分=『おかあさんの木』/福山エーガル8シネマズ 〒720−2107 福山市神辺町大字新道上字2−10−26・フジグラン神辺3F ※福山市立大学・大庭三枝准教授
7月12日(日)13時=『野火』/福山駅前シネマモード 〒720−0062 福山市伏見町4−33 ※ゲスト=塚本晋也監督
7月17日(金)18時=『おかあさんの木』/109シネマズ広島 〒733−8626 広島市西区草津南4−7ー1・アルパーク北棟3F
7月20日(月)10時=『アオギリにたくして』/サロンシネマ 〒730−0013 広島市中区八丁堀16−10・広島東映プラザビル8F ※ゲスト=中村里美プロデューサー伊藤茂利音楽監督
7月28日(火)14時20分=『あの日の声を探して』/呉ポポロ 〒737−0046 呉市中通3−5−3 ※舞台挨拶=館主・海生敬
7月30日(木)11時=『おかあさんの木』/Tジョイ東広島 〒739−0024 東広島市西条町御薗宇4405・フジグラン東広島SC3F
8月2日(日)19時=『ヒロシマ・ナガサキ ダウンロード』/横川シネマ 〒733−0011 広島市西区横川町3−1−12・横川商店街振興組合ビルA棟1F ※ゲスト=竹田信平監督
8月4日(火)10時30分=『原爆の子』/八丁座 〒730−8548 広島市中区胡町6−26・福屋八丁堀本店8F ※舞台挨拶=館主・蔵本順子
8月7日(金)9時=『おかあさんの木』/広島バルト11 〒735−8588 安芸郡府中町大須2−1−1・イオンモール広島府中4F
8月25日(火)18時30分=『おかあさんの木』/TOHOシネマズ緑井 〒731−0103 広島市安佐南区緑井1−5−2・フジグラン緑井3F

※広島県興行生活衛生同業組合=℡082・293ー9919

RCC被爆70年プロジェクトの復元「被爆電車」出発進行!

 中国放送では、被爆70年記念企画として広島電鉄と
RCC被爆電車発車共同で「被爆電車653号」を復元して特別運行させるプロジェクトを進めていたが、昭和20年当時のペンキの色を復元した車両が6月7日(日)、第20回「路面電車まつり」の会場(中区千田町・広電千田車庫)でお披露目された(写真)。松井一実広島市長、往時の車掌に扮した広島文教女子大学生らによる除幕式の後、関係者を乗せて千田車庫—原爆ドーム前—横川駅間を試運転で往復。
 この被爆電車は6月13日(土)〜8月30日(日)
までの土・日曜祝日に特別運行される。車内では、被爆当時の様子を記録映像と証言で綴った特別編集のビデオを流す。10時30分発と14時発の1日2便で、広島駅—八丁堀—原爆ドーム前—土橋—広電西広島のルートを往復(途中の乗降は不可)。乗車料金は大人500円、子供(小学4年生〜高校生)200円(いずれも税込み/小学3年生以下は乗車不可)で、事前申し込み制。ハガキ裏面に乗車希望日と時間(第1希望から第3希望まで)、乗車希望人数(大人◯人・子供◯人)、代表者の住所・氏名・年齢・連絡先を明記のうえ、〒730ー8504 RCC「被爆電車申し込み」係へ。またはメールで同様の内容を記入のうえ、peace70@rcc.net へ。先着順。

※RCC視聴者センター=℡082・2221155(平日10時〜17時)

HOMEが「自慢のペット」写真を募集

 広島ホームテレビでは、視聴者投稿のCM企画我が家のペット自慢をスタートさせるが、それに使う
写真を6月22日(月)〜7月5日(日)まで募集。

 自慢のペットを撮ったベストショット写真(5MB以内の高画質で)をメールに添付し、郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号、ペットの種類と名前、チャームポイントなど20文字以内の説明文を記入したうえで、photo@home-tv.co.jp へ上記期間中に送付。採用されるとスタッフからメールで連絡が入り、
「eBookJapan 図書券」(1,080 円分)がもらえる。

 なお、採用された写真を使った特別CMは朝の情報番組グッド!モーニング(月〜金曜/5時25分〜8時)内で7月20日(月)〜31日(金)に放送されるほか、同局の動画サイトから配信される場合も。

“8・6”特番の名作『碑』が是枝演出で蘇る

 広島テレビでは、被爆70年を記念して特別番組碑 2015(仮題)を制作、8月1日(土)13時30分
からNTV系列28局で全国放送する。

 これは、昭和44年に同局が制作した“8・6特番”『碑(いしぶみ)』を現代の視点でリメイクしたもの。オリジナルは、建物疎開作業に動員されて作業中に被爆した旧制広島二中の生徒 321人と教師4人の悲劇を遺族への調査を元に構成、手記をスタジオで広島出身の女優・杉村春子が朗読した。構成・演出は松山善三監督。この年の芸術祭で優秀賞に輝いた。
 この秀作に刺激された是枝裕和監督は、「示唆に富む価値ある作品をぜひリメイクしたいと思った。今の僕らが、もう一度、あの手法で語りかけることが視聴者にも大きな意味があるだろうし、作り手にとっても大きな意味があるのはないか、と思って取り組みに参加した」と話す。オリジナルを超える1時間25分番組になる。

★記事更新/最新版http://cinemad.jp/movie/movie-1456.html

TSS恒例の「ニッポンを釣りたい!」が6月28日に全国放送

 テレビ新広島では、開局40周年記念の特番ニッポンを釣りたい!一度は食べたい!幻の魚6月
28日
(日)16時05分〜17時20分
まで全国28局ネットで放送する。これは、いま旬のタレントたちが大物釣りに奮闘する姿を描く人気シリーズの第21弾。

 まずは、オードリー春日俊彰ボビー・オロゴンハマカーン浜谷健司の“マッスル自慢”3人組が沖縄の与那国島に渡り、幻の巨大カンパチに挑む。次々と当たりがくるものの、怪力をもってしても悪戦苦闘!。そのうえ揚げてみればカンパチの頭だけ?!。実は海の中には思わぬ敵が潜んでいたのだ…。
 一方のヒロミ友近中村アンの3人は東京湾で伝統のアサリ漁を体験した後、本命である“幻のフグ”を釣ろうと漕ぎ出した。釣り初心者の女性2人を、アウトドアの達人ヒロミが指南しながら糸を垂れる。釣り上げたものは待機するイケメン料理人に調理してもらう予定なのだが…。
そして元サッカー日本代表の前園真聖と芸人じゅんいちダビッドソンの仲良しコンビは伊豆諸島の神津島に向かい、マリンスポーツの楽園をちょっぴり楽しんだ後、大物になると牙が生えることから“オオカミ”とも呼ばれる幻の絶品魚に挑むのだが、魚との闘いの前に船酔いと闘うことになる…。

 果たして3組の釣果は?。シリーズ屈指という驚きの映像、奇跡的シーンが満載で、釣り未経験者も楽しめるエンターテイメント番組になった―と担当者は自信満々だ。
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HTVが原爆ドキュメンタリーの秀作をネット配信

 広島テレビでは、開局以来の原爆関連特別番組111本の中から厳選した20作品を今春、深夜の特別枠で再放送したが、好評に応えて下記の番組を6月1日から来年3月末まで同局ホームページを通じてインターネット動画配信している。また、8月4日(火)〜15日(土)までの期間中、地上波で再々放送する予定。詳細は http://www.htv.jp へ。
チンチン電車と女学生〜2003・夏・ヒロシマ』(2003年/55分=民放連盟賞最優秀賞
朝顔』(1968年/50分=芸術祭奨励賞
』(1969年/55分=芸術祭優秀賞
それぞれの「碑」、願い〜歌い継ぐ鎮魂歌』(2010年/30分)
ある夏の記録』(1967年/45分=民放連盟賞金賞)
被爆カルテ〜ある町医者の遺言』(2006年/30分)
伝説なんかじゃない〜2002・ヒロシマ・SADAKO』(2002年/30分)
家路』(1977年/75分=芸術祭優秀賞
除染の島へ〜故郷を追われた27年』(2012年/55分)
鎮魂のプレーボール〜8月6日にカープが帰ってきた』(2011年/55分)
消えた町並みからのメッセージ〜CGでよみがえる8月6日』(2005年/55分=民放連盟賞最優秀賞)

NHK「NEXT」で核廃絶を訴える外交官を追う

 幅広いジャンルで“未来を拓く”姿を見つめるドキュメンタリー番組NEXT〜未来のために(NHK総合=水曜/24時10分)の6月24日放送分は決裂の裏側で〜核兵器禁止条約と一人の外交官と題し、国連本部の壇上に立ったオーストリアの外交官にスポットをあてる。NHK150625NEXT
 今年の4月から1カ月にわたって開催されたNPT(核拡散防止条約)再検討会議では、核保有国が「徐々に核軍縮を進める…」と消極的な姿勢を崩さないまま、最終文書が合意できずに決裂した。その会議の中で、今の核軍縮の方針では効果が薄いとしてオーストリア人外交官が「国際法によって核兵器を持つこと自体を禁止し、廃絶するために世界は力を合わせるべきだ」という前例のない、熱の込もった提案をした。この発言は、IS(イスラム国)などによる“核テロ攻撃”の脅威に直面する国々の心をつかみ、賛同国が増えていったが…。オーストリア外務省アレクサンダー・クメント軍縮大使の挑戦を4週間にわたり追った力作。

HOME「鯉のはなシアター」に新企画「母校めぐり」登場

1506桝本壮志 広島ホームテレビの人気番組鯉のはなシアター(水曜/24時15分)6月17日放送分は、新企画母校めぐりの第1弾として桝本壮志支配人(放送作家=写真)が自ら「県立広島商業高校」を訪れる。
 広島商業はカープ初代監督の石本秀一を筆頭に、三村敏之、達川光男という2人の名選手(後の監督)や、多くのプロ野球選手を生んでいる。夏の高校野球で6度の全国優勝を誇るこの名門校、実は桝本支配人の母校でもある。
 今回は岩本貴裕選手をよく知る人たちが懐かしい母校に集まり、カープ入団までの秘話を語り合うほか、広商の歴史と伝統を改めて確認する趣向。

NHK「フェイス」で被爆者の言葉に向き合う高校生にスポット

 NHK広島放送局では、フェイスの被爆70年特集として声の中に答えを探して~被爆と向き合う放送部員たち6月19日(金)19時30分から放送する。1506フェイス放送部
 被爆証言の伝承が課題となっている今、広島市佐伯区の五日市高校放送部では、被爆者を取材してラジオ・ドキュメンタリーを制作する活動を続けている。部員たちも当初は感心が薄いまま取り組みはじめたが、数多くの被爆の実情を聞くにつれ、同級生たちに広く伝えなくては—と思うようになった。
 NHKでは2年前からこの活動を追ってきた。証言してくれた被爆者が亡くなったことに動揺した部員たちは、“遺された言葉”の深い意味を探ろうとますます制作に力を入れる…。

HOME「熟年ファイターズ」で尾道の商店街を歴史散策

 広島ホームテレビの人気番組あっぱれ!熟年ファイターズ(土曜/9時30分)6月13日放送分は尾道の魅力再発見!商店街界隈をぶらりの巻。1506熟年
 “なべさん”こと渡辺弘基と松本裕見子がまず訪れたのはユニークなカフェ&土産物店―。ここは明治から100年も続いた銭湯を改装した店で、その造りを生かしたお洒落な仕掛けと癒しのコーヒーが自慢だ。続いては『放浪記』で知られる林芙美子の足跡を探して商店街を散策(写真)。それは同時に旧山陽道と出雲街道が交わる町の歴史を知る旅にもなった…。
 このほか美術刀剣と刃物工具の両方を扱うという異色の店で徳川家ゆかりのお宝に出合ったり、尾道水道ぞいの名物食堂で昔から変わらない“おばあちゃんの味”を堪能、さらに芸術家が集まる画廊喫茶や、思い出の着物をオリジナル傘として生まれ変わらせる職人の店なども訪れる。