映画・TV新着情報

NHK「NEXT」で核廃絶を訴える外交官を追う

 幅広いジャンルで“未来を拓く”姿を見つめるドキュメンタリー番組NEXT〜未来のために(NHK総合=水曜/24時10分)の6月24日放送分は決裂の裏側で〜核兵器禁止条約と一人の外交官と題し、国連本部の壇上に立ったオーストリアの外交官にスポットをあてる。NHK150625NEXT
 今年の4月から1カ月にわたって開催されたNPT(核拡散防止条約)再検討会議では、核保有国が「徐々に核軍縮を進める…」と消極的な姿勢を崩さないまま、最終文書が合意できずに決裂した。その会議の中で、今の核軍縮の方針では効果が薄いとしてオーストリア人外交官が「国際法によって核兵器を持つこと自体を禁止し、廃絶するために世界は力を合わせるべきだ」という前例のない、熱の込もった提案をした。この発言は、IS(イスラム国)などによる“核テロ攻撃”の脅威に直面する国々の心をつかみ、賛同国が増えていったが…。オーストリア外務省アレクサンダー・クメント軍縮大使の挑戦を4週間にわたり追った力作。

HOME「鯉のはなシアター」に新企画「母校めぐり」登場

1506桝本壮志 広島ホームテレビの人気番組鯉のはなシアター(水曜/24時15分)6月17日放送分は、新企画母校めぐりの第1弾として桝本壮志支配人(放送作家=写真)が自ら「県立広島商業高校」を訪れる。
 広島商業はカープ初代監督の石本秀一を筆頭に、三村敏之、達川光男という2人の名選手(後の監督)や、多くのプロ野球選手を生んでいる。夏の高校野球で6度の全国優勝を誇るこの名門校、実は桝本支配人の母校でもある。
 今回は岩本貴裕選手をよく知る人たちが懐かしい母校に集まり、カープ入団までの秘話を語り合うほか、広商の歴史と伝統を改めて確認する趣向。

NHK「フェイス」で被爆者の言葉に向き合う高校生にスポット

 NHK広島放送局では、フェイスの被爆70年特集として声の中に答えを探して~被爆と向き合う放送部員たち6月19日(金)19時30分から放送する。1506フェイス放送部
 被爆証言の伝承が課題となっている今、広島市佐伯区の五日市高校放送部では、被爆者を取材してラジオ・ドキュメンタリーを制作する活動を続けている。部員たちも当初は感心が薄いまま取り組みはじめたが、数多くの被爆の実情を聞くにつれ、同級生たちに広く伝えなくては—と思うようになった。
 NHKでは2年前からこの活動を追ってきた。証言してくれた被爆者が亡くなったことに動揺した部員たちは、“遺された言葉”の深い意味を探ろうとますます制作に力を入れる…。

HOME「熟年ファイターズ」で尾道の商店街を歴史散策

 広島ホームテレビの人気番組あっぱれ!熟年ファイターズ(土曜/9時30分)6月13日放送分は尾道の魅力再発見!商店街界隈をぶらりの巻。1506熟年
 “なべさん”こと渡辺弘基と松本裕見子がまず訪れたのはユニークなカフェ&土産物店―。ここは明治から100年も続いた銭湯を改装した店で、その造りを生かしたお洒落な仕掛けと癒しのコーヒーが自慢だ。続いては『放浪記』で知られる林芙美子の足跡を探して商店街を散策(写真)。それは同時に旧山陽道と出雲街道が交わる町の歴史を知る旅にもなった…。
 このほか美術刀剣と刃物工具の両方を扱うという異色の店で徳川家ゆかりのお宝に出合ったり、尾道水道ぞいの名物食堂で昔から変わらない“おばあちゃんの味”を堪能、さらに芸術家が集まる画廊喫茶や、思い出の着物をオリジナル傘として生まれ変わらせる職人の店なども訪れる。

NHKが好評だった「焦土の放送局」をアンコール放送

 NHK広島放送局では被爆70年特集として心をつなぐかけ橋に〜アメリカ人少女と幼なじみの60年
6月12日(金)19時30分から放送する(中国地方向け)1506NHK架け橋

 原爆投下の7年後に広島へやって来たアメリカ人の少女は、祖国が原爆を投下したことへの罪悪感に苦しんだ…。その彼女と広島の幼なじみとの60年にわたる交流を綴ったドキュメンタリー(写真)
 引き続き20時13分からは、5月に放送して大きな反響を呼んだ
焦土の放送局〜ラジオ放送を再開せよをアンコール放送する。原爆で壊滅的な打撃を受けた広島中央放送局(現NHK広島放送局)で生き延びた局員たちが24時間後に被害状況など第一報を放送するまでを、残された資料と貴重な証言を元に振り返った、報道に携わる人の魂を揺さぶる渾身の佳作。

 いずれも翌13日(土)10時05分から2本連続で再放送。

HOMEが自社制作《よなよなテレビ》をベルト編成

 広島ホームテレビでは、4月20日から深夜番組帯よなよなテレビをスタートさせる。よなよなテレビIMG
安眠サプリ開発バラエティー『デルゲーツ(月曜/25時30分〜25時50分)=広島から、ちょっとだけ楽しいことを全世界に発信する—をコンセプトに、日常でクスッとできる“サプリ”のような動画を地上波とインターネット配信で放送するもの。ちなみに「デルゲーツ」とは、広島の「デルタ」と「月曜」を合わせた造語。またエンディングには広島弁で官能小説を朗読するコーナーも。出演は爆笑タレント中島尚樹、エジプト出身のギャグ大好き人間マンドゥ
ぶちぶちシソンヌ(火曜/25時30分〜25時50分)=2014年度のキング・オブ・コントで日本一の栄冠に輝いたお笑いコンビ「シソンヌ」が広島ロケして、与えられたシチュエーションで即興コントを繰り広げる。初の冠番組に燃える広島カープのファン
じろうと、クールなツッコミ役の長谷川忍がどんな話術をみせてくれるか―。

鯉のはなシアター(水曜/24時15分〜24時35分)=カープ人気の急上昇と共に高視聴率を挙げてきた人気番組が、放送日時の移動に合わせて放送時間枠を5分拡大、内容を濃くして心機一転の再スタートをきる。シアター支配人はお馴染み、カープ通の放送作家・桝本壮志
恋愛バラエティ『恋とか愛とか(仮)』(木曜/24時15分〜24時35分)=今や草食系に肉食系、ロールキャベツ系…現代の若者たちはどんな恋愛をしているのか?―実際のエピーソードに基づいた再現ドラマを見ながらスタジオでトークを展開し、視聴者が二者択一して次週の物語につなげて3話で完結、4週目には選択されなかった“アナザー・ストーリー”を紹介するという趣向。スタジオには“恋愛マエストロ”として、人気ブロガーでもあるコラムニスト&エッセイスト犬山紙子、元HOMEアナウンサーでお笑い芸人「ラフレクラン」として活躍中の西村真二が登場。またドラマには、東広島出身の俳優さいねい龍二をはじめホームシスターズたちが出演する。

HOME『恋とか愛とか…』の展開を決めるのは視聴者!

 4月23日スタートの広島ホームテレビ新番組恋とか愛とか(仮)』(木曜/24時15分〜24時35分)
は、東広島出身の俳優さいねい龍二をはじめ同局アナウンサーやホームシスターズたちが出演する3話完結の恋愛ドラマ。1話、2話の終わりに2通りの展開が提示され、「あなたならどうする?」と視聴者の選択を呼びかけ、投票数が多かった方のストーリーを第2話、第3話として放送する。さらには4週目に、選択されなかった“アナザー・ストーリー”を紹介する趣向。ちなみに『(仮)』は正式タイトルに含まれる。

 投票方法は、同番組のホームページから「A」「B」いずれかの展開を選んで投票するだけ。期間中の全投票者の中から抽選で毎月10名に番組オリジナル・クオカード2,000円分をプレゼント。なお、プレゼント応募には「ぽるぽる倶楽部」への会員登録が必要。
 第1回は4月23日と30日の番組終了後48時間以内で、その後も9月まで毎月実施する。
 また、視聴者の“恋ばな”も募集中!。番組スタッフのヒアリングを経てエピソードが採用されると 《撮影現場を見学する権利》と《スタッフロールに名前を掲載する権利》がもらえる。
※応募先=http://home-tv.co.jp/koitoka

広島映画サークル60周年で5月に特別上映会

怪しい・転校生S 広島映画サークル協議会は5月に創立60周年を迎えるが、それを記念しての第385回特別例会として、過去の作品から選んだ2作品を上映する。
もう一つの入れ替わり人生と銘打って選んだのは、懐かしい名作転校生(1982年度/監督=大林宣彦/主演=小林聡美、尾美としのり)と、近年の快作怪しい彼女
(2014年度/監督=ファン・ドンヒョク/主演=シム・ウンギョン)。ことに創立30年前夜祭でも上映された『転校生』はフィルムでしか残っていないため、スクリーンで見ることのできる最後の機会になるかも知れない。

 最盛期には2万人もの会員がいた映画ファン組織だが、近年は減少と高齢化の傾向が続いており、美野博会長は「これを機に若い会員を募ることにも力を入れたい」と話す。
 上映は。5月16日(土)が①13時『転校生』②15時30分『怪しい彼女』の各1回、
17日(日)が①10時30分『転校生』②13時『怪しい彼女』③15時30分『転校生』

 入場料金(1作品)は一般1,400円、シニア・大学生1,200円、中高生1,000円。前売券1,200円、ペア券2,200円。
※広島映画サークル協議会=℡090・6846−5051(美野) http://eisa7.jimdo.com

HOME「鯉のはなシアター」DVD第2弾を4月に発売

 広島ホームテレビの人気番組鯉のはなシアター(金曜/25時20分 ※4月22日からは水曜深夜に移動で紹介したエピソードから反響の多かったものを厳選したDVDの第2弾鯉のはなシアター Vol.4月24日(金)に発売される。
 収録されるのは、「病魔と闘い続けウイニングボールを掴んだ男〜水谷実雄」「明日に向かって吹け!鯉のメロディー〜中川静夫石田隆夫前原日出夫」「赤ゴジラが支え支えられた鯉夫婦との絆〜嶋重宣」「東京でカープ優勝を一心に信じた女傑〜佐々木久子」「光に満ちた213勝投手 陰の人間秘話〜北別府学」「スカウトの神様の特別な2つの夏〜木庭教」「中東直己と赤き球場・時を越えた30年の想い~ 中東直己」「エース佐々岡を創り上げた母子の約束〜佐々岡真司」の8話。
 特典映像として、北別府学の公開収録時トーク、水谷実雄と前田智徳の師弟関係を探る未公開インタビュー、支配人・桝本壮志の楽屋トークも。初回購入特典としてオリジナルステッカーを予定している。
 収録時間は約80分。発売元はポニーキャニオン。希望小売価格3,024円(税込み)。購入は広島ホームテレビ「ぽるぽるショップ」 http://polpolshop.my.shopserve.jp/ または全国主要書店、カープグッズショップで。先行予約受付中。
※問い合わせ=℡082・221ー9885

NHK「フェイス」で若き語り部の1年を追う

NHK1505語り部S NHK広島放送局では、《フェイス》被爆70年企画としてわたし、語り部になる。(仮題)5月15日(金)19時30分から放送(中国地方向け)
 広島市が3年前から取り組んでいる「語り部」養成事業に応募した1人、佐古季暢子さん(30歳)。広島で生まれ育った彼女は、かつてドイツに留学した際、核兵器を持つべきだと主張した他国の留学生に何も言い返せなかった悔しさから「語り部」を志した—。ところが、その思いを打ち砕くような大きい壁が立ちはだかる。それは「直接の体験がない若者に被爆者の思いが伝えられるのか」という問いだった…。悩み、苦しみ、それでも志を貫き「語り部」を目指した女性の1年間を記録した番組(写真上)。再放送は翌16日(土)10時50分から。
 続いて同15日(金)20時からは桜がつむぐ物語を放送する(中国地方向け)NHK1505桜
 昨年の大規模土砂災害で亡くした幼なじみの面影を桜に重ねて胸に刻む広島市の男性。阪神淡路大震災で亡くした息子夫婦の生きた証を残そうと桜を植え、生きる支えにしてきた老夫婦。長崎・雲仙普賢岳の噴火と土石流で大きな被害に遭った地域を復興させた住民たち…。日本人が愛してやまない桜を特別な思いで見つめている人々と被災地の桜が紡ぐ3つの物語を、知花くららが訪ね歩く(写真下)。再放送は翌16日(土)10時05分から。