映画・TV新着情報

NHK広島に「8Kスーパーハイビジョン・シアター」誕生

 NHK広島放送局では、12月1日の新4K・8K衛星放送スタートを前に、局内の常設施設としては東京の放送博物館に次いで二番目となる8Kスーパーハイビジョン・シアターを設け報道陣にお披露目。NHK4KシアターS
 同局4階のホールには専用プロジェクターと250インチの巨大スクリーン、そして客席の前後左右上下に26個のスピーカーを配した「22.2マルチチャンネル」が備えられて、超高精細画像・超立体音響を体感できる。デモ映像は、紅白歌合戦ダイジェストをはじめ、サカナクションのライブ・ダイジェスト、平昌五輪でのフィギュア羽生結弦ショートプログラム、広島カープとサンフレッチェ広島のゲーム・ダイジェストなど。また特別プログラムとして、パフュームやサカナクションのステージ(いずれも事前申し込み)、足立美術館やルーブル美術館のドミュメンタリー映像もある。ちなみに試写を見ると、例えばマツダ・スタジアムでの試合(写真)では、この“引き”映像でもボールがはっきり見えるうえ、全選手の動きも見渡せるので、バックネットからゲーム展開を見守っているような感覚も味わえる。
 オープニング・イベントとして、10月6日(土)・7日(日)の2日間、10時〜16時にシアターを一般開放する。入場無料だが、事前申し込みのプログラムについては下記の同局ホームページから申し込みを。以降の団体観覧などについても下記へ。
http://nhk.jp/hiroshima  ℡082・504−5112

HOME「ぽるフェス」今年も豪華で多彩なイベント満載

 広島ホームテレビでは秋恒例の大イベント『会えるテレビ!HOME ぽるフェス2018 in 基町・紙屋町
10月6日(土)・7日(日)の2日間、10時〜18時7日は17時まで)基町クレド・パセーラとその周辺で繰り広げる(写真はイメージ)ƒƒCƒ“ƒrƒWƒ…ƒAƒ‹A3

 今回のテーマは《 Go! Go! 5up! 》― 夕方のニュース情報番組『みみよりライブ 5up!』(月〜金曜・16時45分)メインパーソナリティー松本裕見子、キャスターの栄真樹アナ渡辺美佳アナ大重麻衣アナやコメンテーターなど、番組出演者が勢揃いして観客とふれあう趣向を凝らすという。
 “情熱の料理家”平野寿将とリポーターの中原衣美による料理の実演をはじめ、在広漫画家・村上たかし氏の似顔絵コーナー、宇宙博士・井筒智彦氏の宇宙教室、気象予報士・仁木清加さんのお天気教室なども。また、人気番組『フロントドア』や『恋とか愛とか(仮)』の公開収録、好評の「アナ・カフェ」、新人の西田隆人アナ斉藤亜緒衣アナによる特別パフォーマンス、そして「ぽるぽるダンス」タイム、ぽるぽるのふわふわドーム、ベーカリーマルシェなど、家族ぐるみで楽しめるイベントが盛りだくさん。
 特別ゲストは、前田智徳寺川綾ザ・ニュースペーパーHIPPYHAND SIGN。入場無料。

HTVの“エキキタ”新社屋が本格始動

HTV2018秋 広島テレビは、“エキキタ”に建設した新社屋(写真上=東区二葉の里3丁目5−4/JR西日本広島支社西隣)へ9月23日に完全移転し、「第二の開局」を迎えたとして心機一転、レギュラー番組をリニューアルするなどして充実を図っている。
 自慢のスタジオは従来の1.5倍の広さで、同局の2大看板番組である、ニュース情報番組テレビ派写真下=月〜金曜・15時48分)と、スポーツ情報番組元気丸
日曜・23時25分)両方のセットを常設してもなお余裕がある。このうち『テレビ派』は一足早く9月17日から新スタジオでの生放送をスタートさせており、広さと同様、内容にも余裕と工夫を感じる番組づくりに取り組んでいるという。

HTVにSTU48大活躍の深夜番組「STU↑でんつ!」登場

 広島テレビでは、瀬戸内海を舞台に活躍する、AKBの姉妹グループSTU48のメンバーが瀬戸内各県の魅力を学び、発信する情報バラエティー『STU↑でんつ!』(読み方はスチューデンツ毎週金曜・24時30分〜25時)を4月6日から放送。036 STU
 選抜メンバーが “学び舎”に登校、各地の歴史や地理、方言、トピックスなどについてクイズやゲーム形式で勉強するという趣向で、司会進行役もメンバーが務める。その“1学期”は南区の進徳女子高校に、土路生優里(広島)、岩田陽菜(山口)、
滝野由美子(山口)、門田桃奈(愛媛)、福田朱里(香川)、
三島遥香(徳島)、藤原あずさ(岡山)、門脇実優菜(兵庫)の8人が出席、休憩時間の雑談も交えながら瀬戸内の魅力を学ぶ(写真)。旅の映像などもからめながら、それぞれが出身県の名誉を賭けて地元自慢をアピールできるか―も見どころ。

HOMEの夕方に「みみよりライブ 5up!」」登場

 広島ホームテレビでは、夕方のニュース情報番組『Jステーション』に代わり、4月9日から『みみよりライブ 5up!(読み方はゴーアップ/金曜・16時45分〜18時56分※17時53分〜18時15分は全国ニュース)をスタート。タイトルには「5チャンネル」と「5つのパワーアップ」(お得度・食欲・知識・人とのつながり・広島愛)の意味が込められているとか。5up!IMG
 ニュース、スポーツ、旬な情報などを伝える基本方針は変わらないが、大きく変わるのはメインパーソナリティーに広島で好感度No.1のタレント 松本裕見子(写真左から2人目)を起用したこと。この種の番組でメインを務めるのは初めてだが「向き・不向きより前向き」と意欲を見せる。キャスターは 栄真樹アナ(3人目)、渡辺美佳アナ
(右=月・火曜担当)、大重麻衣アナ(左=水〜金曜担当)

 コーナー企画も驚きの仕掛けがいっぱい。西田篤史の“街ぶら”ロケには同郷の亀井静香元金融担当大臣が同行し、ユニークなコメント、リポート、ツッコミを…?。料理コーナーには広島在住で「広島の水でなければとれない出汁がある」という “情熱の料理家” 平野寿将 が登場、和食の技や時短テクニックなどを指導。リポーターは中原衣美
で、木曜には松本が教わった料理を実演する予定。また大松しんじが家計に嬉しいお得な生中継をするほか、異色のリポーターやコメンテイターが続々お目見え。

TSS夕方ニュースが変身、金曜版に大木こだま・西山アナ父娘が登場

 テレビ新広島では、夕方のニュース枠を大刷新、4月2日からTSSプライムニュース16時47分〜19時/途中の全国ニュースを含む)をスタートした。キャスターの金田祐幸アナ衣笠梨代アナ福田康浩解説委員が“現場第一主義”で自ら取材にも出かけ、自分たちの言葉で―をモットーに、広島の今を伝える。また旬の話題に一つサイドストーリーをプラスした特集「プライム+」を火曜〜木曜に放送するほか、解説企画、対談企画なども。野球コーナーは、好評だった山内泰幸氏の解説を月曜に加えて金曜にも設ける。
243 父娘買い物 また金曜版TSSプライムフライデー16時47分〜17時53分)は、金田祐幸アナ河野行恵アナが週末お得情報などを紹介。スーパーマーケット中継「家族で晩ご飯買いまSHOW」のリポーターを、ベテランお笑い芸人の
大木こだま(写真左)と西山穂乃加アナ(右)の実の父娘コンビが務める。毎回、決められた食材やテーマに沿って設定金額内の買い物をして視聴者にプレゼントする大好評企画だが、初挑戦の大木は「暗算2級やから金額を計算しながらバッチリやりまっせ!。愛娘と買い物できるし、(大阪―広島の往復)運賃も出してもらえるという親孝行な番組ですわ」と笑顔を見せる一方で、西山アナは、「入局4年目にして大きな“壁”が…(笑い)。でも、父親の暴走を止めながら視聴者の皆さんのためにも楽しくお買い物します」と力強く話す。

RCCラジオの土曜午後に「ふくふくサタデー」登場

 中国放送では、通算16年間も続いた人気番組『おもいっきり土曜日』が“歌えるアナウンサー”田中俊雄さんの“卒業”に伴い3月24日に終了、翌週31日から『松ちゃん・大ちゃんのふくふくサタデー毎週土曜・13時〜17時の生放送/15時〜16時は競馬中継)をスタートさせた。255 ふくふくSat
 楽しいこと大好きの松本裕見子(写真左)と、食べること大好きの大松しんじ、爽やかな石田充アナ(右)が繰り広げる、“福”がいっぱいのバラエティー番組だ。13時台には「ごはんのおとも捜査本部」、14時台には石田アナによる“出前実況”街角インタビュー、16時台にはクイズ対決などなど多彩な趣向を凝らして、幸せいっぱいの生活情報を紹介するもの。

NHK広島の新番組で為末大がキャスターに挑戦

 NHK広島放送局では、総合テレビ金曜夜のローカル枠に2つの新番組をスタートさせる。063 為TV
 まず第1・3・4金曜の19時30分からはラウンドちゅうごく為になるテレビを放送(中国地方向け/翌土曜7時30分から再放送)。これは過疎や地域間格差、核廃絶など中国地方のさまざまな問題を掘り下げる25分番組。注目はメインキャスターに世界的スプリンターとして活躍した広島出身の為末大さん(写真上・中央)を起用したこと。“走る哲学者”とも呼ばれる為末さんはコメンテイターの経験はあるものの、いきなりメインキャスターというのは少々ハードルが高いのでは? と水を向けると、「海外の人々から見た日本は、東京・京都・広島なんです。(大上段に構えて問題を)“斬る”のではなく、一緒に考えていくうちに糸口が見えてくる…という番組にしたい」と意欲満々だ。アシスタントは中山里奈アナ(同左)、プレゼンターは八田知大アナ(同右)が担当。4月27日スタート。

068 かたすみ食堂 第2金曜広島かたすみ食堂(広島県向け/翌土曜7時30分から再放送)。これは路地裏にある鉄板焼きの店を舞台に、地域の片隅に埋もれている“新定番の魅力的な話”=“新テッパン話”を紹介する情報バラエティー。
 店の女将に扮するのは、広島で生まれ育ったタレントのテンション高野こと高野彩香(写真下・右)、そして店員には深川仁志アナ(同左)が扮する。瀬戸内海で獲れる絶品グルメ貝や、ラーメンで有名な尾道で秘かな人気を呼んでいる中華うどんなどなど、思わず誰かに話したくなることを女将が客(ゲスト)に熱く話して聞かせる―という趣向。4月13日スタート。初回のゲストはお笑いコンビの銀シャリ

『この世界の片隅に』サロンシネマ・八丁座でロングラン1年超

この世界の片隅にP S 昨年の11月12日に公開されるや話題を呼び、キネマ旬報ベスト1に選出されたのを機に各地で大ヒットを記録したうえ、“聖地巡礼”で舞台となった呉・広島を訪れる観光客が今なお絶えないほどの人気を集めているアニメこの世界の片隅に(片渕須直監督/声=のん)。現在、全国で唯一、継続上映している「序破急」(サロンシネマ八丁座)のロングランが1年を超えるまでになり、動員総数も4万人に迫る勢いと同劇場の記録を更新している。
 そこで公開1周年を記念して片渕須直監督舞台挨拶のため来広することになった。11月24日(金)に八丁座で、16時40分の回の上映前(15分程度の予定)。ちなみに、片渕監督の舞台挨拶は「序破急」では通算7回目となる。
 また、11月9日(木)〜21日(火)には八丁座の入る「福屋八丁堀本店」の8階催事場でこうの史代原画展を開催している。
八丁座=℡0825461158

初めて惨状を描いた秀作「ひろしま」がデジタル・リマスターで蘇った!

 戦後、GHQの統治で日本の映画界はチャンバラなどが禁止され、特に原爆の被害に関するものは厳しく検閲されていた。が、サンフランシスコ講和条約により晴れて“独立国”となったのを機に新藤兼人監督の『原爆の子』が公開され、次いで関川秀雄監督ひろしまで初めて被爆直後の惨状を生々しく描くことに挑んだ。当時、広島ロケでは延べ9万人にも及ぶ市民が手弁当で協力し、“生き地獄”を記録映像のように再現してセンセーションを巻き起こした。ひろしまdrmTS
 その秀作が独立プロ名画保存会の手でデジタル・リマスター版で蘇り今夏公開されて反響を呼び、要望に応えてアンコール上映されている(11月10日まで八丁座で)。ちなみに、昭和28年10月7日に初公開されたのは、当時の「福屋名画劇場」、現在の「八丁座」である。広島出身の月丘夢路がノーギャラで出演したが、その月丘が今年5月に亡くなったことから追悼企画として「八丁座」で上映したところ、今日にも通じる“ヒロシマの反戦・反核の声”を再認識するとして幅広い年齢層から絶賛の声が寄せられた。
 ことに、教師(岡田英次)と生徒たちとのディスカッションや、子供たちを探して焼け野原や救護所を彷徨する父親(加藤嘉)、死んだ子を抱き続ける母親(山田五十鈴)、そして多くの被爆者や原爆孤児たちの生き様を見るにつけ、非人道的な殺戮兵器である「核」を持つ国の指導者や政治家に是非とも見てもらいたい―と声を上げたくなる。
 なお、上映は連日10時30分から。入場料金は1,000円均一