映画・TV新着情報

TSS夕方ニュースが変身、金曜版に大木こだま・西山アナ父娘が登場

 テレビ新広島では、夕方のニュース枠を大刷新、4月2日からTSSプライムニュース16時47分〜19時/途中の全国ニュースを含む)をスタートした。キャスターの金田祐幸アナ衣笠梨代アナ福田康浩解説委員が“現場第一主義”で自ら取材にも出かけ、自分たちの言葉で―をモットーに、広島の今を伝える。また旬の話題に一つサイドストーリーをプラスした特集「プライム+」を火曜〜木曜に放送するほか、解説企画、対談企画なども。野球コーナーは、好評だった山内泰幸氏の解説を月曜に加えて金曜にも設ける。
243 父娘買い物 また金曜版TSSプライムフライデー16時47分〜17時53分)は、金田祐幸アナ河野行恵アナが週末お得情報などを紹介。スーパーマーケット中継「家族で晩ご飯買いまSHOW」のリポーターを、ベテランお笑い芸人の
大木こだま(写真左)と西山穂乃加アナ(右)の実の父娘コンビが務める。毎回、決められた食材やテーマに沿って設定金額内の買い物をして視聴者にプレゼントする大好評企画だが、初挑戦の大木は「暗算2級やから金額を計算しながらバッチリやりまっせ!。愛娘と買い物できるし、(大阪―広島の往復)運賃も出してもらえるという親孝行な番組ですわ」と笑顔を見せる一方で、西山アナは、「入局4年目にして大きな“壁”が…(笑い)。でも、父親の暴走を止めながら視聴者の皆さんのためにも楽しくお買い物します」と力強く話す。

RCCラジオの土曜午後に「ふくふくサタデー」登場

 中国放送では、通算16年間も続いた人気番組『おもいっきり土曜日』が“歌えるアナウンサー”田中俊雄さんの“卒業”に伴い3月24日に終了、翌週31日から『松ちゃん・大ちゃんのふくふくサタデー毎週土曜・13時〜17時の生放送/15時〜16時は競馬中継)をスタートさせた。255 ふくふくSat
 楽しいこと大好きの松本裕見子(写真左)と、食べること大好きの大松しんじ、爽やかな石田充アナ(右)が繰り広げる、“福”がいっぱいのバラエティー番組だ。13時台には「ごはんのおとも捜査本部」、14時台には石田アナによる“出前実況”街角インタビュー、16時台にはクイズ対決などなど多彩な趣向を凝らして、幸せいっぱいの生活情報を紹介するもの。

NHK広島の新番組で為末大がキャスターに挑戦

 NHK広島放送局では、総合テレビ金曜夜のローカル枠に2つの新番組をスタートさせる。063 為TV
 まず第1・3・4金曜の19時30分からはラウンドちゅうごく為になるテレビを放送(中国地方向け/翌土曜7時30分から再放送)。これは過疎や地域間格差、核廃絶など中国地方のさまざまな問題を掘り下げる25分番組。注目はメインキャスターに世界的スプリンターとして活躍した広島出身の為末大さん(写真上・中央)を起用したこと。“走る哲学者”とも呼ばれる為末さんはコメンテイターの経験はあるものの、いきなりメインキャスターというのは少々ハードルが高いのでは? と水を向けると、「海外の人々から見た日本は、東京・京都・広島なんです。(大上段に構えて問題を)“斬る”のではなく、一緒に考えていくうちに糸口が見えてくる…という番組にしたい」と意欲満々だ。アシスタントは中山里奈アナ(同左)、プレゼンターは八田知大アナ(同右)が担当。4月27日スタート。

068 かたすみ食堂 第2金曜広島かたすみ食堂(広島県向け/翌土曜7時30分から再放送)。これは路地裏にある鉄板焼きの店を舞台に、地域の片隅に埋もれている“新定番の魅力的な話”=“新テッパン話”を紹介する情報バラエティー。
 店の女将に扮するのは、広島で生まれ育ったタレントのテンション高野こと高野彩香(写真下・右)、そして店員には深川仁志アナ(同左)が扮する。瀬戸内海で獲れる絶品グルメ貝や、ラーメンで有名な尾道で秘かな人気を呼んでいる中華うどんなどなど、思わず誰かに話したくなることを女将が客(ゲスト)に熱く話して聞かせる―という趣向。4月13日スタート。初回のゲストはお笑いコンビの銀シャリ

『この世界の片隅に』サロンシネマ・八丁座でロングラン1年超

この世界の片隅にP S 昨年の11月12日に公開されるや話題を呼び、キネマ旬報ベスト1に選出されたのを機に各地で大ヒットを記録したうえ、“聖地巡礼”で舞台となった呉・広島を訪れる観光客が今なお絶えないほどの人気を集めているアニメこの世界の片隅に(片渕須直監督/声=のん)。現在、全国で唯一、継続上映している「序破急」(サロンシネマ八丁座)のロングランが1年を超えるまでになり、動員総数も4万人に迫る勢いと同劇場の記録を更新している。
 そこで公開1周年を記念して片渕須直監督舞台挨拶のため来広することになった。11月24日(金)に八丁座で、16時40分の回の上映前(15分程度の予定)。ちなみに、片渕監督の舞台挨拶は「序破急」では通算7回目となる。
 また、11月9日(木)〜21日(火)には八丁座の入る「福屋八丁堀本店」の8階催事場でこうの史代原画展を開催している。
八丁座=℡0825461158

初めて惨状を描いた秀作「ひろしま」がデジタル・リマスターで蘇った!

 戦後、GHQの統治で日本の映画界はチャンバラなどが禁止され、特に原爆の被害に関するものは厳しく検閲されていた。が、サンフランシスコ講和条約により晴れて“独立国”となったのを機に新藤兼人監督の『原爆の子』が公開され、次いで関川秀雄監督ひろしまで初めて被爆直後の惨状を生々しく描くことに挑んだ。当時、広島ロケでは延べ9万人にも及ぶ市民が手弁当で協力し、“生き地獄”を記録映像のように再現してセンセーションを巻き起こした。ひろしまdrmTS
 その秀作が独立プロ名画保存会の手でデジタル・リマスター版で蘇り今夏公開されて反響を呼び、要望に応えてアンコール上映されている(11月10日まで八丁座で)。ちなみに、昭和28年10月7日に初公開されたのは、当時の「福屋名画劇場」、現在の「八丁座」である。広島出身の月丘夢路がノーギャラで出演したが、その月丘が今年5月に亡くなったことから追悼企画として「八丁座」で上映したところ、今日にも通じる“ヒロシマの反戦・反核の声”を再認識するとして幅広い年齢層から絶賛の声が寄せられた。
 ことに、教師(岡田英次)と生徒たちとのディスカッションや、子供たちを探して焼け野原や救護所を彷徨する父親(加藤嘉)、死んだ子を抱き続ける母親(山田五十鈴)、そして多くの被爆者や原爆孤児たちの生き様を見るにつけ、非人道的な殺戮兵器である「核」を持つ国の指導者や政治家に是非とも見てもらいたい―と声を上げたくなる。
 なお、上映は連日10時30分から。入場料金は1,000円均一

今年のHOME「ぽるフェス」は「パーティーに行こう♪」

 広島ホームテレビの秋恒例イベントぽるフェス10月28日(土)、29日(日)の両日10時〜18時
(29日は17時まで)、中区の基町クレド・パセーラをメイン会場に開かれる。今年のテーマはハロウィンを前に「“HOME”パーティーに行こう♪」ぽるフェス2017

 同局の人気番組フロントドアの公開生放送をはじめ
あっぱれ!熟年ファイターズの出演者トークショーや
鯉のはなシアター』『カープ道』『恋とか愛とか()
の公開収録のほか、Jステーションのキャスター体験ができるコーナー、毎年好評の女子アナ・カフェなど番組関連イベントが盛りだくさん。

 またファミリー向けに、恐竜ワールドをリアル体感できるジュラシックVRや、ちびっ子に人気のぽるぽるダンスケロポンズたちと踊ったりハロウィン仮装コンテストを行うコーナー、各番組とコラボしたしあわせベーカリーマルシェなどなども。
 ゲスト陣も豪華で、全編広島ロケの映画こいのわ婚活クルージング(11月11日=広島先行公開)に主演した風間杜夫片瀬那奈の2人がスペシャル・トークのステージに立つほか、ロザン、シソンヌ、ラフレクラン、ザ・ニュースペーパーなどの楽しいステージも。
 いずれも入場無料。イベントスケジュールなど詳細は同局ホームページ、または会場で配布されるリーフレットで。

今年の「ひろしまフードフェスティバル」でRCC“カープ王”決定戦

 中国放送では10月28日(土)、29日(日)に広島城と中央公園などで開かれる“味覚の秋”恒例イベント
ひろしまフードフェスティバルで、テレビ番組『安仁屋倶楽部』関連イベントとして注目されていた
Veryカープ!王決定戦のファイナルステージを実施する。

 この“カープ王”には13歳から72歳までの熱烈なカープファンが9月10日、広島と福山の会場に集結し、カープの草創期から今シーズンまでに関するクイズ100問にチャレンジしたが、その世代別の成績上位者が10月28日14時から広島城ステージで実施される決定戦に。もちろん、安仁屋宗八とアンガールズも登場する。また、当日の様子は12月にスペシャル番組として放送する予定。
 ちなみに恒例の「ひろしまフードフェスティバル」には今年も県内23市町の名産品をはじめ九州など各地の旨いものが大集合する。10時〜17時(28日は広島城広場のみ夜神楽上演のため20時まで)。詳細は同局ホームページ、または会場で配布されるリーフレットで。

『この世界の片隅に』の片渕須直監督を招き八丁座でイベント

 全国屈指の超ロングランが続き、8月5日には39週目に入る「八丁座」(広島市中区胡町)での
この世界の片隅に』。その片渕須直監督を招いての「平和祈念トークイベント」が下記のように
開かれることが決まった。この世界の片隅にS

片渕須直監督トークイベント
日時:8月5日(土)18時30分から約50分間
会場:福屋八丁堀本店9階「八丁堀SORALA

入場無料=立ち見を含め約300人収容
当日、八丁座での『この世界の片隅に』16時の回の鑑賞者を優先

片渕須直監督特集〜フィルムマラソンNo.585
日時:8月5日(土)21時30分から
会場:八丁座/入場料金:3,500円
☆上映作品
マイマイ新子と千年の魔法マイマイ新子S
アリーテ姫
この世界の片隅に
MEMORIES(※うち「大砲の街」の演出・技術設計担当)

片渕須直監督舞台挨拶
日時:8月6日(日)13時15分からの
『この世界の片隅に』上映終了後
会場:八丁座

※いずれも問い合わせは八丁座=℡0825461158

今年のNHK広島8.6ドラマは小芝風花『ふたりのキャンバス』

 NHK広島放送局が制作する今年の“8.6ドラマふたりのキャンバスのロケがさきごろ広島市内で繰り広げられた。物語は、広島市立基町高校美術部が10年前から取り組んでいる「原爆の絵」活動を題材に、重い口を開いた被爆者と、想像を絶する惨状に向き合い絵筆をとろうとする女子高校生を描くもの。
 主演はNHK連続テレビ小説『あさが来た』で主人公の長女を演じて注目され、実写版『魔女の宅急便』に主演するなど目覚ましい活躍をみせている小芝風花。そして被爆証言者にはベテラン近藤正臣、同級生役に昨年の広島発“地域ドラマ”『舞え!KAGURA姫』にも出演した中村ゆりかふたり基高ロケ会見S2
 ロケは5月13日から10日間にわたり基町高校とその周辺を中心に市内各所で行われ、基町高校の教師や生徒も多数、エキストラとして協力した(写真下)。制服を着て“基高生”になりきった小芝(写真上)はヒロシマについて、「教科書に載ってることは習ったけど、遠すぎて実感がわかなくて…本当に日本でそんなことが起きたの!?と思ったほど。でも被爆証言者の方たちのお話を聞いてすごく重くて貴重な経験をさせていただき、その時に感じたものをそのままに等身大の女子高生を演じて、若い人たちに“継承”していければ…」と話す。
 一方の近藤は「この学校で2年生、3年生になる子は毎年うまれます。でも、被爆者は毎年、亡くなっていく…。そんな中で10年前からこの活動をしているのは大したもんです。でも、あと何年できるんだろう…。後期高齢者になった私はこういうテーマで演じさせてもらうのはラストチャンス。このドラマも、そういうものの一つだと思っています」と語った。詳細は本誌8月号で特集。
 このドラマは総合テレビで、8月1日(火)19時30分から中国地方向けに放送、さらに8月5日(土)15時05分からは全国に向けて放送される。
 またドラマの撮影現場を紹介しながら、基町高校の生徒と被爆者との被爆体験継承活動をカメラで追ったドキュメンタリー高校生が描く原爆の絵”〜ヒロシマ8.6ドラマふたりのキャンバスの舞台裏
7月14日(金)19時30分から総合テレビで中国地方向けに放送する。

仏女優E・リバ追悼で八丁座が『ヒロシマ・モナムール』特別上映

 癌治療中だったフランスの女優エマニュエル・リバが1月27日に亡くなった。享年89歳。被爆の荒廃から復興をはじめた広島で長期ロケした名作ヒロシマ・モナムール二十四時間の情事(1959年=仏日合作/第12回カンヌ国際映画祭・国際映画批評家連盟賞受賞/アラン・レネ監督/共演=岡田英次)の撮影中、愛用のカメラで“ヒロシマの子供たち”などを生き生きと写しとった。その縁で2008年に半世紀ぶりに広島を訪れ、かつての“子供たち”とも交流したことでも知られる。二十四時間の情事S
 ヒロシマと世界をつないだ名女優の逝去を悼んで「八丁座」では急きょ
2月25日(土)から3月3日(金)までの1週間限定で『ヒロシマ・モナムール/二十四時間の情事』を追悼上映する。
 上映時間、入場料金など詳細は同劇場へ。℡082・5461158