映画・TV新着情報

NHK広島制作『戦艦大和のカレイライス』がBSで全国放送

 NHK広島放送局が制作した“広島発地域ドラマ戦艦大和のカレイライスが、11月5日(水)22時からBSプレミアムで放送される。このドラマは呉を舞台に、太平洋戦争末期に戦艦大和の調理係だった若者が現代にタイムスリップし、雑誌編集者の女性と出会う…という、ファンタジックな感動作。カレイライス
 広島市生まれで、上京してモデルをしていた呉羽沙織(秋元才加)は“本当の自分”を生かす仕事をしたい―とUターン、縁あって呉の情報誌「KURE:YON」の記者になるが、失敗の連続。編集長(川野太郎)から近く開かれるイベント《海軍グルメフェスタ in 呉》に編集部代表として派遣された沙織は、企画に頭を悩ませている時、若い料理人・長二(三浦貴大)と知り合う。彼は屋台通りの小さな店で働いているが、彼の作るカレーは戦時中に戦艦大和で出されていた特製カレーの味にそっくりだと評判だった。その味に魅せられた沙織はグルメフェスタに参加してもらえないかと持ちかけるが、長二は頑として断る。そこで彼女は親友の祖父で戦艦大和に乗っていた沖田誠吾(神山繁)に味見してもらおうと場を設けるが、誠吾は思い出したくないのか試食を拒否、さらに長二の姿と言葉に動揺する…。

◎美しい映像と斬新な“仕掛け”に加え、呉市内と大崎下島・御手洗でのロケが物語の雰囲気にハマって心地よく、一連の“地域ドラマ”の中でも極上の仕上がりになっている。

HOME「鯉のはなシアター」で前田智徳の秘話を紹介

 広島ホームテレビの人気番組鯉のはなシアター(金曜/25時20分)10月31日放送分は2人の同期生、浅井樹前田智徳の秘められたエピソードを紹介する。宇梶剛士0272
 北陸の最強打者と呼ばれた浅井は1989年にドラフト6位でカープに入団したが、同期の前田に出会い、その打撃技術の高さに衝撃を受けた。2人は選手寮で苦楽を共にし、やがて前田は一軍へ、一方の浅井はファームで鍛錬する日々が続いた。境遇の違う2人だが、野球人生の節目ごとに影響し合い、17年が経った…。
 ゲストは赤ヘル大好き俳優の宇梶剛士(写真)

HOME「熟年ファイターズ」コンビ“天空の城”へ行く

 広島ホームテレビの人気番組あっぱれ!熟年ファイターズ土曜/9時30分)の11月1日放送分は、「備中松山城〜天空の城の旅!」と題し“備中の小京都”と呼ばれる岡山県高梁市の旅を紹介する。1411熟年/高梁
 “なべさん”こと渡辺弘基と松本裕見子が最初に訪れたのは、ちょっと寄り道して新見市のグルメ・スポット『食源の里・祥華』(新見市哲多町宮河内)。和牛の原点とも言われ、年間800頭しか出荷されない極上の千屋牛をこだわりの食べ方で「いっただきま〜す!」
 胃袋を満たしたら、高梁市成羽町の吹屋地区へ。ここは江戸時代から銅山とベンガラ塗料の生産で繁栄した町で、レトロな町並みをボンネットバスで散策。鉱山にも入ったほか、映画『八つ墓村』の舞台にもなった広兼邸を訪問。
 歩き回ったらお腹が空いた2人は老舗『魚富』(高梁市鍛冶町)に立ち寄り、高梁川で獲れた鮎のフルコースに舌鼓!。この店のご主人はなんと地元ケーブルテレビでキャスターを務めているというので話が盛り上がる。
 そしていよいよ“天空の城”備中松山城(写真上)へ。往時の天守閣が現存する山城としては最も高い所にある城で、山道を歩くこと約20分、ようやく天守閣に…。昼間に間近で見るのもいいが、やっぱり「雲海に浮かぶ城」(写真下)を眺めたい—と2人は翌朝、展望台へ!
 ちなみに宿泊は、酒蔵を改装して、江戸時代の香りを漂わせる庄屋屋敷『元仲田邸くらやしき』(高梁市宇治町=写真中)。もちろん地元の伝統料理と地酒を堪能したとさ。

TSS「スーパーニュース」が放送枠を大幅拡大

 テレビ新広島では、夕方のTSSスーパーニュースFNNの放送枠を月〜金曜16時50分〜19時までと全体で1時間拡大、広島の枠も10分拡大とした。ニュースでは視聴者の疑問に答えるべく、従来の形式や時間枠にこだわらない手法で分かりやすく伝える工夫を重ねるという。
 ローカル枠では、スポーツコーナーの時間を大幅に拡げ、元カープの原伸次氏を野球コメンテイターに迎えて徹底解説するほか、サンフレッチェなどにも時間を割く方針。また天気コーナーでは災害情報からレジャー情報まで、生活に密着した情報やミニ知識なども盛り込んで時間枠を倍増させた。

HTVが「テレビ派」の“増刊号”をスタート

 広島テレビでは、夕方の情報番組『テレビ派』(月〜金曜/16時50分)と、昼前の情報番組『テレビ派ランチ』(月〜金曜/10時25分)の人気コーナーをまとめるテレビ派増刊号(日曜/6時30分)を10月からスタート。
 『テレビ派』からはラーメン店をはじめ、つけ麺、汁なし担々麺などの名店を紹介する広島麺道を再編集。『テレビ派ランチ』からは旅とランチ》《ランチonまっぷの見どころを凝縮する。両番組のコーナーを隔週交互にオンエアしていく。

NHK「ETV特集」で“原子力平和利用博覧会”にスポット

 NHK広島放送局ではヒロシマ〜爆心地の原子力平和利用博覧会(仮題)を制作、「ETV特集」として10月18日(土)23時から全国放送する。
14NHK平岡市長 昭和31年、被爆地・広島で、しかも原爆資料館で「原子力平和利用博覧会」が開かれ、約11万人が訪れた。核廃絶を訴える“聖地”で、核エネルギーの未来を謳い上げるイベントが何故、行われたのか―。そこには日本の反核運動に危機感を持ったアメリカの“情報文化外交”があり、その内実を示す史料が見つかった。
 番組では、そうした内部文書などを紹介しながら、この博覧会を見学した経験があり、現在ではさまざまな反核運動に関わっている元広島市長・平岡敬氏(写真)らの話を交え、ヒロシマがアメリカの戦略にどう向き合ったのかを検証する。

RCCラジオお昼に懐かしい“しーちゃん”登場

 RCCラジオでは9月29日からおひるーな月〜金曜12時〜14時55分)をスタートさせた。日々の話題から生活情報、カルチャーやエンターテイメントまで幅広く語る3時間。パーソナリティーは、かつて“しーちゃん”の愛称で親しまれた呉出身の人気ラジオDJおだしずえ(小田静枝)が月〜木曜、伊藤文アナが金曜を担当する。
 コメンテイターは、月曜=吉田安孝(サッカー解説者)、火曜=清水浩司(フリーライター、小説家)、水曜=貫田雅剛(アニメ評論家、ウェブデザイナー)、木曜=オカタカシ(選曲家)、金曜=フランソワーズ(コラムニスト、占い師)という顔ぶれ。

HOME「鯉のはなシアター」で名物応援団エピソード

1410鯉ばな/竹原慎二 広島ホームテレビの人気番組鯉のはなシアター(金曜/25時20分)の、10月10日放送分は「東京でカープ優勝を一心に信じた女傑」と題し、佐々木久子のエピソードを紹介する。
 広島市に生まれた佐々木は、球団創設時からカープ一筋に応援し続けた。上京後、雑誌『酒』を創刊して編集長になり、仕事が一段落した頃からカープ愛が再燃、着物姿で球場に脚を運び、やがて「広島カープを優勝させる会」を発足させた。それから9年後の昭和50年に歓喜の瞬間を迎えた…。
 翌週17日の放送では、「ファンの道を極めた名物応援団長」と題し、名物応援団長・平田政輝さんの野球愛に満ちた生涯を紹介する。平田さんは、誕生直後に貧乏球団と呼ばれたカープに自分を重ね、やがて球団の成長に負けまいと自らも仕事に励んだ。そして仕事を終えたら応援に奔走、やがて私設応援団連盟の初代会長となった。その熱狂的な応援ぶりと、そこから生まれた“ドラマ”を紹介する。
 この2話のゲストは広島出身のボクシング元世界チャンピオン・竹原慎二

RCC新コンビで「イマなまっ!」10月1日スタート

 中国放送では、新番組イマなまっ!月〜金曜2時55分〜4時43分)を10月1日(水)にスタート。女性向け生活情報を中心に広島の今を伝えながら、メールやSNS、ファクスなどで視聴者も加わり、「思いを共有できる番組」にする―という。1410青山&泉水
 司会は青山高治アナ泉水はる佳アナのコンビ。レギュラー・コメンテイターは、NPO法人ひろしまジン大学を創設した平尾順平氏。また、リポーターは八木静佳、桑原しおり、大木祐子、中原衣美、中元綾子、吉村詩津香、八谷しおり、清老寛子の布陣。
 なお、これまで『イマなま!3チャンネル』のMCを務めていたパーソナリティー西田篤史は、大人の遊びを探求する新番組PLUG(10月29日スタート=水曜24時38分〜25時08分)に登場する。

「サロンシネマ」が9月20日に“生まれ変わり”

 ビルの老朽化で8月末に閉館するタカノ橋の「サロンシネマ」が9月20日(土)、生まれ変わって八丁堀に新しく「夢売劇場サロンシネマ1・2」として誕生することが決まった。
新サロン56イス 劇場名は一時、別の名前に決まっていたが、多くのファンから「これまでのイメージを残して欲しい」という声が寄せられたため、「42年前のオープン時の精神を思い起こし、原点に戻って映画ファンのための劇場を新しい気持ちでゼロからスタートしたい」ーと蔵本順子社長が決断、ロゴマークを刷新して
“リニューアル”することに決めたと言う。
 場所は旧「広島東映・広島ルーブル」のあった東映プラザビル8階。1階の専用エレベーターホール壁面には名作『東京物語』『タクシー・ドライバー』『ジョーズ』『アメリ』のイラスト(「キネマ旬報」などで活躍の宮崎祐治氏作/新ロゴマークも)をあしらい、映画の世界へと誘う。8階ロビーは、喫茶スペースとチケット売り場を配するが、デザインは「八丁座」も手掛けた広島出身の映画美術監督・部谷京子氏。往年の“活動写真館”をイメージした洋風の内装を施す。場内には、元祖「サロンシネマ」の特注イスをベースに、朱赤のレザーを張ったマルニ木工製の豪華で座り心地のいいイスを配する。席数は「1」が125席(旧広島東映は258席)、「2」が91席(旧広島ルーブルは178席)と、ゆったりした設計。最後列の一部には掘りごたつ式の席も設ける。さらにスクリーンもひと回り大きくしたうえ、最新のデジタル映写・音響システムを導入する。また、スクリーン横には可動式の“弁士台”を設けて、上映前に劇場スタッフが作品の紹介に立つという趣向も加え、「世界最高の“おもてなし”をする劇場にします」とも。新サロン67発表
 ちなみに“杮落とし”は、『バツイチは恋のはじまり』(パスカル・シュメイユ監督/ダイアン・クルーガー主演)、『グレート・ビューティー
〜追憶のローマ』(パオロ・ソレンティーノ監督/トニ・セルビッロ主演)、『プロミスト・ランド』(ガス・バン・サント監督/マット・デイモン主演)を予定している。
※写真上=新しいイスをお披露目する蔵本順子社長/下=新しいロゴマークと“壁画”の原画を紹介する部谷京子氏(左)と蔵本社長