映画・TV新着情報

TSS「スーパーニュース」が放送枠を大幅拡大

 テレビ新広島では、夕方のTSSスーパーニュースFNNの放送枠を月〜金曜16時50分〜19時までと全体で1時間拡大、広島の枠も10分拡大とした。ニュースでは視聴者の疑問に答えるべく、従来の形式や時間枠にこだわらない手法で分かりやすく伝える工夫を重ねるという。
 ローカル枠では、スポーツコーナーの時間を大幅に拡げ、元カープの原伸次氏を野球コメンテイターに迎えて徹底解説するほか、サンフレッチェなどにも時間を割く方針。また天気コーナーでは災害情報からレジャー情報まで、生活に密着した情報やミニ知識なども盛り込んで時間枠を倍増させた。

HTVが「テレビ派」の“増刊号”をスタート

 広島テレビでは、夕方の情報番組『テレビ派』(月〜金曜/16時50分)と、昼前の情報番組『テレビ派ランチ』(月〜金曜/10時25分)の人気コーナーをまとめるテレビ派増刊号(日曜/6時30分)を10月からスタート。
 『テレビ派』からはラーメン店をはじめ、つけ麺、汁なし担々麺などの名店を紹介する広島麺道を再編集。『テレビ派ランチ』からは旅とランチ》《ランチonまっぷの見どころを凝縮する。両番組のコーナーを隔週交互にオンエアしていく。

NHK「ETV特集」で“原子力平和利用博覧会”にスポット

 NHK広島放送局ではヒロシマ〜爆心地の原子力平和利用博覧会(仮題)を制作、「ETV特集」として10月18日(土)23時から全国放送する。
14NHK平岡市長 昭和31年、被爆地・広島で、しかも原爆資料館で「原子力平和利用博覧会」が開かれ、約11万人が訪れた。核廃絶を訴える“聖地”で、核エネルギーの未来を謳い上げるイベントが何故、行われたのか―。そこには日本の反核運動に危機感を持ったアメリカの“情報文化外交”があり、その内実を示す史料が見つかった。
 番組では、そうした内部文書などを紹介しながら、この博覧会を見学した経験があり、現在ではさまざまな反核運動に関わっている元広島市長・平岡敬氏(写真)らの話を交え、ヒロシマがアメリカの戦略にどう向き合ったのかを検証する。

RCCラジオお昼に懐かしい“しーちゃん”登場

 RCCラジオでは9月29日からおひるーな月〜金曜12時〜14時55分)をスタートさせた。日々の話題から生活情報、カルチャーやエンターテイメントまで幅広く語る3時間。パーソナリティーは、かつて“しーちゃん”の愛称で親しまれた呉出身の人気ラジオDJおだしずえ(小田静枝)が月〜木曜、伊藤文アナが金曜を担当する。
 コメンテイターは、月曜=吉田安孝(サッカー解説者)、火曜=清水浩司(フリーライター、小説家)、水曜=貫田雅剛(アニメ評論家、ウェブデザイナー)、木曜=オカタカシ(選曲家)、金曜=フランソワーズ(コラムニスト、占い師)という顔ぶれ。

HOME「鯉のはなシアター」で名物応援団エピソード

1410鯉ばな/竹原慎二 広島ホームテレビの人気番組鯉のはなシアター(金曜/25時20分)の、10月10日放送分は「東京でカープ優勝を一心に信じた女傑」と題し、佐々木久子のエピソードを紹介する。
 広島市に生まれた佐々木は、球団創設時からカープ一筋に応援し続けた。上京後、雑誌『酒』を創刊して編集長になり、仕事が一段落した頃からカープ愛が再燃、着物姿で球場に脚を運び、やがて「広島カープを優勝させる会」を発足させた。それから9年後の昭和50年に歓喜の瞬間を迎えた…。
 翌週17日の放送では、「ファンの道を極めた名物応援団長」と題し、名物応援団長・平田政輝さんの野球愛に満ちた生涯を紹介する。平田さんは、誕生直後に貧乏球団と呼ばれたカープに自分を重ね、やがて球団の成長に負けまいと自らも仕事に励んだ。そして仕事を終えたら応援に奔走、やがて私設応援団連盟の初代会長となった。その熱狂的な応援ぶりと、そこから生まれた“ドラマ”を紹介する。
 この2話のゲストは広島出身のボクシング元世界チャンピオン・竹原慎二

RCC新コンビで「イマなまっ!」10月1日スタート

 中国放送では、新番組イマなまっ!月〜金曜2時55分〜4時43分)を10月1日(水)にスタート。女性向け生活情報を中心に広島の今を伝えながら、メールやSNS、ファクスなどで視聴者も加わり、「思いを共有できる番組」にする―という。1410青山&泉水
 司会は青山高治アナ泉水はる佳アナのコンビ。レギュラー・コメンテイターは、NPO法人ひろしまジン大学を創設した平尾順平氏。また、リポーターは八木静佳、桑原しおり、大木祐子、中原衣美、中元綾子、吉村詩津香、八谷しおり、清老寛子の布陣。
 なお、これまで『イマなま!3チャンネル』のMCを務めていたパーソナリティー西田篤史は、大人の遊びを探求する新番組PLUG(10月29日スタート=水曜24時38分〜25時08分)に登場する。

「サロンシネマ」が9月20日に“生まれ変わり”

 ビルの老朽化で8月末に閉館するタカノ橋の「サロンシネマ」が9月20日(土)、生まれ変わって八丁堀に新しく「夢売劇場サロンシネマ1・2」として誕生することが決まった。
新サロン56イス 劇場名は一時、別の名前に決まっていたが、多くのファンから「これまでのイメージを残して欲しい」という声が寄せられたため、「42年前のオープン時の精神を思い起こし、原点に戻って映画ファンのための劇場を新しい気持ちでゼロからスタートしたい」ーと蔵本順子社長が決断、ロゴマークを刷新して
“リニューアル”することに決めたと言う。
 場所は旧「広島東映・広島ルーブル」のあった東映プラザビル8階。1階の専用エレベーターホール壁面には名作『東京物語』『タクシー・ドライバー』『ジョーズ』『アメリ』のイラスト(「キネマ旬報」などで活躍の宮崎祐治氏作/新ロゴマークも)をあしらい、映画の世界へと誘う。8階ロビーは、喫茶スペースとチケット売り場を配するが、デザインは「八丁座」も手掛けた広島出身の映画美術監督・部谷京子氏。往年の“活動写真館”をイメージした洋風の内装を施す。場内には、元祖「サロンシネマ」の特注イスをベースに、朱赤のレザーを張ったマルニ木工製の豪華で座り心地のいいイスを配する。席数は「1」が125席(旧広島東映は258席)、「2」が91席(旧広島ルーブルは178席)と、ゆったりした設計。最後列の一部には掘りごたつ式の席も設ける。さらにスクリーンもひと回り大きくしたうえ、最新のデジタル映写・音響システムを導入する。また、スクリーン横には可動式の“弁士台”を設けて、上映前に劇場スタッフが作品の紹介に立つという趣向も加え、「世界最高の“おもてなし”をする劇場にします」とも。新サロン67発表
 ちなみに“杮落とし”は、『バツイチは恋のはじまり』(パスカル・シュメイユ監督/ダイアン・クルーガー主演)、『グレート・ビューティー
〜追憶のローマ』(パオロ・ソレンティーノ監督/トニ・セルビッロ主演)、『プロミスト・ランド』(ガス・バン・サント監督/マット・デイモン主演)を予定している。
※写真上=新しいイスをお披露目する蔵本順子社長/下=新しいロゴマークと“壁画”の原画を紹介する部谷京子氏(左)と蔵本社長

問題作『あいときぼうのまち』1週間限定公開で急きょ舞台挨拶

 福島を舞台に、昭和20年から現代まで“原子力”に翻弄された三世代の家族を描いた問題作あいときぼうのまち8月2日(土)からサロンシネマで1週間限定公開される。これに合わせて、同作品の脚本家・井上淳一と広島出身の俳優・沖正人が舞台挨拶する。あいときぼうのまち TS
☆昭和20年4月、福島県石川町の山奥で、国と軍部が秘かに研究開発している新型爆弾に使うウランを得るため、学徒動員された中学生・英雄(杉山裕右)は懸命にツルハシを振り下ろしていた…。
 昭和41年、成長した英雄(沖)は双葉町に住んでいたが、原子力発電所誘致に伴う土地の買い上げに最後まで反対して村八分状態になり、娘の愛子(大池容子)も新聞配達の職を追われる。彼女は唯一、同級生の恋人・健次に安らぎを求めるが、その健次は原発の標語募集に応募して《原子力 明るい未来のエネルギー》が入選、愛子とは離ればなれになる…。
 平成23年、東京電力を定年退職した健次(勝野洋)は、同じく原発で働いていた息子を癌で亡くすが、因果関係が証明されないからと労災裁判には踏み切れないでいた。そんな時、愛子(夏樹陽子)から連絡が入り、二人は密会する。それを知った愛子の孫娘・怜(千葉美紅)がとった行動は…。そして大震災—。心に大きな傷を負った怜は避難先の東京で自暴自棄の生活を送るうち、福島への支援募金を募る金髪の若者と知り合う…という物語。
 企画は福島出身の菅乃廣監督が大震災の年の暮れに決断、取材を重ねて石川町のウラン採掘を知った井上は3つの時代を組み合わせることで「いつの時代も国や大企業の論理に翻弄され、過ちと犠牲の歴史を繰り返してきた人間の哀しさを描きたかった」という。さらに「被爆のことも、大震災と原発事故のことも、時が過ぎるとだんだん忘れられ、それをいいことに国や大企業は再び思いどおりの道を進もうとする…その怖さを今だからこそ声を大にしたかった」と力を込める。江田島出身の沖も、「被爆と原発事故は別ものではあっても“核”の恐ろしさは同じ。広島出身者としてそれを心に留めて演じました。いま、故郷の友人たちが地道に応援活動に奔走してくれていて嬉しい」と話す。あいときぼうの…72
 この作品、東京電力と実名を出しているため各マスコミは広告主に遠慮してか、全く取り上げてくれない。「ニュース報道では実名を出しているのに、フィクションの作品では何故、出してはいけないのか?。マスコミの役割とは何なのか…」と井上はタメ息をつきながらも、「広島で“8・6”の週に公開できたことは作品としては幸せです。今回の上映を導入部として草の根で周知活動を広げ、いずれアンコール上映、特集上映などで多くの方に見ていただけるようにしたい」と意気込む。
 舞台挨拶は8月2日(土)と3日(日)の16時50分からの上映前。上映後にもロビーなどで対話したいという。問い合わせは℡082・241−1781。
※チラシを手にした井上淳一(左)と沖正人(右)

NHK朝ドラ『マッサン』竹原ロケに玉山鉄二ら

 今年度後期のNHK朝の連続テレビ小説『マッサン9月29日(月)から始まる。これは、竹原の老舗「竹鶴酒造に生まれ、大正7年から2年にわたりスコットランドでウィスキー醸造を学んだ後、スコットランドに似た気候の北海道余市で日本初の国産ウィスキーを作った竹鶴政孝リタ夫人の半生を下敷きにした家族愛のドラマ。
マッサン竹原ロケ 主人公のマッサンこと亀山政春に玉山鉄二、妻エリーに新星 シャーロット・ケイト・フォックスが扮するほか、前田吟(父
・政志)、泉ピン子(母・早苗)、西田尚美(姉・千加子)、
早見あかり(妹すみれ)、高橋元太郎(番頭・島爺)らが周りを固める。さらに堤真一西川きよし夏樹陽子相武紗季らが出演する。
 その竹原ロケが「竹鶴酒造」などで行われ、玉山ら主な顔ぶれが“実家”での撮影に臨んだ。5月14日には酒蔵でのシーンが取材陣に公開され、出演者が記者会見に。玉山は主人公について「(夢に向かう)ひたむきさ、情熱がすごい。ただ、脇が甘いというか“鈍感力”のあるところは僕に似ているかも…」と笑う。祖母がスコットランド人だというシャーロットは役柄と同様、初めて日本に来てドラマに挑んでいるが、玉山が太鼓判を押すほど日本語の台詞覚えは抜群。「言葉は違っても、お芝居するという点では同じです」とニッコリ。それでも、よく使うのはNGを出した時の「ゴメンナサイ」と、周りがかけてくれる「大丈夫」だとも。
 今後は秋のスタートに向けてスタジオを中心に収録を重ねる。

 

幻の力作「ナンバーテン・ブルース」緊急公開

 ベトナム戦争の末期にサイゴンなどでオールロケしたものの、さまざまな事情で“お蔵入り”になっていた映画ナンバーテン・ブルースさらばサイゴン監督・脚本=長田紀生)が奇跡的に陽の目を見て封切られ、広島でも急きょ8月16日(土)〜22日(金)までの1週間、特別上映されている。初日には長田監督が舞台挨拶に立った(写真右)No.10長田監督39
 この作品は1975年(昭和50年)1月から4月初めにかけてサイゴンや古都フエ、ダナンなど“南ベトナム”でロケされたが、戦火は日増しに迫り、撮影フィルムを抱えて最後の民間機に乗り込んで飛び立った1週間後にサイゴンが陥落した。作品は一度は完成したものの当時のプロデューサーと意見が対立するなどして未公開のまま月日が経った。そして2012年、国立フィルムセンターにネガフィルムや“0号”プリントが保管されていたことが分かり、デジタル処理して劣化を補正したうえで再編集。完成版は昨年、ロッテルダム国際映画祭や尾道・お蔵だし映画祭、広島平和映画祭などに出品され絶賛された。
 物語は、サイゴンに駐在する商社マン杉本(川津祐介)が些細なトラブルから元現地雇用のベトナム人を殺したことから逃亡を決意、恋人のラン(タンラン)や日本人とベトナム人とのハーフの青年タロー(磯村健治)と共に南ベトナム北端の街フエを目指す…。というサスペンス痛快作。随所に兵士や軍用車両も映し出され、砲声も聞こえるなど、ある意味で戦争末期のドキュメンタリー映画でもある。当時「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と自惚れ、その裏で「エコノミック・アニマル」と罵られた日本人の姿が投影されているが、長田監督は「エンターテイメントとして楽しんでもらい、そこから何かを感じていただければ」と、にっこり。
 上映はタカノ橋「サロンシネマ」で、連日16時35分からの1回(99分)。℡082・241ー1781。